エキマニに巻くバンテージは
長期的にもたないので
ストリートカーでは推奨しないのと
断熱材で巻いてしまうと
パイプ自体が非常に高温になるわけで
ステンレスは
熱膨張が大きいので各々パイプが伸びるから
接合部で割れやすくなります。
また
当時の無限のエキマニは
遮熱板が上下で囲っている構造だったけど
リアバンクの上下カバーの隙間が大きくて
ここから高温の空気が流れ出てベルトカバーに当たるから
超高温ドライヤーで炙っている状態になり
サーキット走行すると
ほとんど例外なくタイミングベルトカバーが溶けました。
そして油圧センサー配線も高熱でボロボロになったから
たぶん
そういったテストをしていないんでしょうね。
ウチのお客さんで
無限のエキマニを使っている人は
みんな
遮熱カバーは外しました。
NSXのエンジンルームは
リアハッチを流れた風が
ヘッドカバーの上から下に向かって流れるので
走行中のエンジンルーム温度は非常に低く
走っていれば
エキマニの熱も下に抜ける構造です
だから
実際のところ
エキマニがパイプ剥き出し状態でも
ほとんどエンジンルーム温度に影響はしていないようです
社外エキマニにして
どうしても熱害が気になるなら
エキマニ本体よりも
エンジンルーム側の熱が当たる部分を遮熱した方が効果的だと思うけど
じゃあ、
それはどこ? と言うと
エアコンのコンプレッサーくらいで
あとは
熱害で問題が起きるようなところが無いんですよね。
だから
うちでエキマニを組むときには
エアコンコンプレッサーの後端に断熱材を貼って
エキマニ側も15センチくらいバンテージを巻いています。
このくらいだと
長期的に見てもバンテージが外れないので
これが最善なんだろうな・・
と、思ってますね。
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