こんにちは、TYIZです
今日3月1日はT3TEC開業記念日
あれから6年経ちました。
この広い工場に3人で工房を構えて
NSXファクトリーを開業し
多くのお客さんに支えられて現在に至ります。
スタッフは私と工場長と大久保の3人で始まって
市川と小寺がメカニックとして入ってくれて
津久井さんともう1人nsxnetで部品管理をしてくれる者がいて
7人で運営しています。
ファクトリーは順調ですが
NSXの作業内容はだんだん変わってきました。
10年くらい前なら
より速く加速して曲がる
チューニングの依頼が多かったわけですが
ここ最近では
より長く 快調を維持する様な整備依頼が増えてきて
大きな不調の修理も増えてきました。
だんだんと
難易度の高い作業が増えてきて
ファクトリーもこれに応えるために設備などを補強してきました。
ここ数年 作業依頼の変化を見ていると
いよいよNSXも旧車になってきたな・・と感じます。
一番登録台数が多い平成3年車が
今年30歳になります
そりゃあ、メカニズムだって30年分老朽化するわけで
これを性能維持するためには
重整備の必要性が高まってくるのも当然の流れなんでしょう。
私個人的には
もっと、チューニングの方向も掘り下げてみたいけれど
ここ数年の整備依頼を見ていて
やっぱり 性能を戻すことと現状維持で精一杯なのかな・・
と、思っていたところ
津久井さんがS660でサーキットを走り回り始めて
いつの間にかS660のお客さんが増えてきて
やっぱりクルマを思い切り走らせるのは楽しいんだよな!
と、再認識し
昨年はTYIZ号に大リファインの手を入れはじめ
ハイパワーエンジンとこれを生かすサスペンションを仕立てました。
う〜ん、やっぱりNSXを乗り回すのは楽しい。
ここ数年
俺もジジイになったなぁ・・と思っていたんだけど
TYIZ号と共に若返った気分になりました。
TYIZ号のエンジンに関してはあらためて紹介しますが
これはバツグンに楽しい仕様です。
そんなわけで
T3TECとしては
増えてきている様々な整備依頼に応えつつも
まだまだチューニングの方向も模索していこうと思っています。
なにしろ
NSXは運転するのが楽しいクルマです
人もクルマも快調に
出来るだけ長く楽しみましょう。
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