前期型ALBで
きゅるきゅる音が止まらないのは
油圧が規定値まで上がらないためで
可能性としては油圧ポンプの故障が大きく
頻繁にポンプが回るなら
油圧がどこからかリークしているためだと思われます
どちらにせよ
アンチロックの制御は正常に出来ていないはずだから
修理が必要です
初期型ALBは
マスターシリンダーの油圧とポンプの油圧は
モジュレーターユニット内部で
ピストンを介してぶつかり合っている構造で
フルードは混ざり合わないんですが
故障の状況次第では
単純にABSとしての動作が止まるだけなのか
マスターシリンダーの油圧が
モジュレーター側に漏れてしまっているのかで
危険度が変わってきます。
完全に停止させたければ
ALBコンピュータのコネクターを抜いてしまえば
警告灯も消えちゃうと思いますが
本当は
街乗りでこそABSは欲しいので
後期換装をお勧めします
時々
故障に伴ってABSを撤去して
油圧をダイレクトに繋いでいる車輌がありますが
けっこう危険だと思いますけどね。
フロントの軽いミッドシップで
ステアしながらパニックブレーキかけたら
まず、フロントがアウトに流れて惨事に直結します
以前
ABSが故障したまま
首都高走っていてカーブの途中で前走車がブレーキかけたので
つられて急ブレーキかけたらアウトに流れて壁に当たり
フロントフレーム変形の大修理になった例があります。
ABSが生きていれば
まず、回避できた事故だったと思います
毎週乗るのはかなり高頻度です
街乗りにこそ危険はたくさんあります
特にウェット路面では
私はABSが壊れたNSXに乗る勇気はありませんね。
ちなみに
サーキット走行ではABSは不要かもしれません。
サーキットの路面は左右輪のミューが安定しているし
砂利もマンホールもないし
路地から人が飛び出してくる危険も無いですから。
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