久しぶりにKooさんがNSXを復活させるとのことで入庫。
KooさんのNSXは
2003年に私がAT→6MT換装した車輌だから14年も経つんですねぇ。
あの頃は
NSX仲間と集まったりイベントやったりすごく楽しい時期でした。
みんな若かったしねぇ・・
だけどみんな身辺色々変化があって
さすがに毎週の様にNSXを乗り回すこともなくなってきて
私も「時々遠出を楽しんだり」するという感じになっています。
中には長期間寝かせている方も多く
Kooさんも5年以上保存状態になっていたそうです。
で、ここで復活させてまた楽しもうと言うことで入庫したんですが
保管状態は非常に良くて
軽整備して車検取ればそのまま走り出せそうで
その、車検取得に関して調べたので
似た様な状況の方への情報と自分でも忘備録をかねて記述しておきます。
自動車は
4月1日時点で所有している人のところに自動車税が課税されるんですが
車検が切れると
当然そのクルマは公道を走れないんだから
切れた翌年からの自動車税は「保留」というカタチで請求が止まります。
(軽自動車やオートバイは請求が来るみたいですけど)
こうした状況で長期間保管された車輌を継続車検通して復活させる場合
自動車税の納税証明が無いから継続検査が通せないわけで
税金を支払って納税証明を取得しなければならない。
だけど今回みたいに
5年も課税が保留になっている場合
いったい何年分払えば良いのか?というと
3年分払えばそれ以前の分は不要となります。
(保留だったので延滞金は無いそうです)
だから自動車税3年分の約18万円を支払えと言うことになります。
これが正攻法なんだけど
乗っていなかった間の税金を払うというのも微妙だし
ナンバーを返して一時抹消してしまえば保留分の課税は無くなるので
一時抹消 再登録 と言うプロセスを行えば
自動車税は登録した時点から月割りでの課税のみとなります。
デメリットは
再登録だからナンバーが変わってしまうことと車庫証明などの手続きが必要な事。
今回興味があったのは
3年分支払うとして
それは、いつの時点から3年なんだろう・・
たとえば
3月に自動車税約18万円払って継続車検を通したら
4月にまた翌年度分として課税されるわけだけど
じゃあ、1ヶ月待って4月に車検通したら?今期を含めて3年分で良いの?
と、税事務所に訊いてみたところ
自動車税の納期限は5月末までだから、ここがリセットポイントで
6月1日以降に継続車検を行うなら3年分だけど
それ以前だと
まずは3年分 そして登録月に対して月割り分の課税
と、なるそうです。
だけど税事務所の人も
「乗っていなかったクルマの税金を支払うのも勿体ないから
この場合は一度抹消して課税はクリアにして再登録した方が良いですよ」
といいますね。
長年NSXに乗っているKooさんはナンバーが「熊谷33」だから
これを生かしたいかな・・とも思ったんだけど
そのために18万円も税金払うのは勿体ないし
車検を6月まで待てば節税できるけど
そんなに待ちたくないし
やっぱり抹消&再登録の方向で行くことにしました。
T3ファクトリーから最寄りの陸自は「八王子」になるので
継続検査の場合は八王子陸自へ持ち込んでいるんですが
今回みたいに
登録する陸自がちょっと遠い場合
こちらに住所がある誰かの名前で転入抹消し
(たとえば私の住民票で多摩陸自で)
予備検査を行って
その後 熊谷の陸自に現車を持ち込んで登録してナンバーを付ける
と言う手法があります。
メリットは
こちらの都合だけど
遠方の陸自で
「もし、検査に落ちたら出直しになるのでそれを避けたい・・」
ということなんですけど。
この方法はイレギュラーだけど
構造変更の場合にも有効で
現車を遠方の陸自に持ち込むのが難しい場合
転入抹消、構造変更+予備検査 をこちらに陸自で行って
オーナーさんが
予備検査証と車輌を自分で地元の陸自へ持ち込んで登録する
という方法があります。
現在ナンバーが付いている車輌なら継続検査はどこの陸自でも出来るけど
新規登録や構造変更に関しては
管轄の陸自へ現車を持ち込まなければならないので
あまりにも遠方の陸自だと
我々が現車を搬送して動く費用がかかってしまうので
距離によっては有効な方法です。
これは以前
C32B換装した
かんたろうさんのNSXで行ったことがありますが
地元の業者さんで構造変更が出来なかったので
多摩陸自で転入抹消して構造変更予備検査
で、オーナーが仮ナンバーで大阪に戻って地元陸自で登録。
遠方のお客さんで
C32B換装の構造変更などを行いたい場合には
こんな方法もあると言うことです。
距離と再登録に関する手間などで
現在登録されている陸自へ持ち込むべきか判断基準が難しいけど
来月
プレさんのNSXを構造変更する際には
新潟の陸自へは持ち込みで行こうと思っています。
|