こんにちは、TYIZです。
NSXの定番故障
エアコンコンピュータ。
これ、エアコン操作パネルの奥に仕込まれているんですが
故障すると
初期症状で 温度制御が上手く出来なくなり
次に 風量制御が不安定で 最大風量しか出なくなったりする。
そして末期には操作パネルも表示しなくなって風も出なくなる。
原因は
コンデンサーの液漏れなんですが
どういうわけか
メーターに比べると基板の腐食が激しくて
程度の差がすごく大きいのが困ったところです。
使われているコンデンサーの規格は同じような物だし
回路設計の違いによるコンデンサー負担なのか
基板がメーターはほぼ垂直で
エアコンはほぼ水平とかの設置状態なのか・・
とにかく
プリントパターンが腐食して溶けちゃって
修理難易度が高いヤツが多くて困る。
で、修理した基板を動作確認するため
何か治具装置を作ろうと思って考えていたんだけど
メーターみたいな「表示装置」なら疑似信号を入れてやれば良いんだけど
操作側コンピュータは「信号を出す側」なので
受ける装置を作るというのはけっこう大変で
いっそのこと現車(つまりはTYIZ号)で確認するのが良いよな・・
でも、いちいちインパネ分解してコンピュータ外すのは面倒だ・・
というわけで
エアコンコンピュータと車輌側コネクターの間に延長ハーネスを作って
普段は時計の奥に押し込んでおいて
コンピュータの点検に使いたい時だけ
時計外して配線を引っ張り出して作業することにしました。
エンジンかけてエアコンと温度&風量制御も確認できるし
これなら動作確認作業はかなり楽だ。
手持ちのユニットが数個あってDeaDeeさんからの預かりが2個あったので
まとめて修理してリビルト品の在庫にします。
でもねぇ
エアコンコンピュータは
コンデンサー液漏れが激しくなって基板がボロボロになっている事が良くあるので
可能なら数年に一度
基板上の電解コンデンサーを全て新品交換するのが良いのかもしれない。
環境次第だと思うけど
新品から10年未満で液漏れによる不具合が起きています。
加工ハイカムで
低速側プロフィールを純正同様にしたステージ1を作りました。
昨年
戸田レーシングの「Aカム」と同じ作用角に純正カムを加工した
加工ハイカムを作ったんですが
これは
低速側カムも純正より作用角が大きくて
アイドリングでのマニホールド気圧が純正と変わってしまうため
安定して回すためにはV・Pro制御が必要でした。
ハイカムによる高回転パワーを得つつ
アイドリング安定性や
ノーマルコンピュータ書き換えでの制御を可能にするため
低速側プロフィールをノーマルカムと同様にして
高速側だけTODAのAカムと同じプロフィールに設定した加工ハイカムで
こちらの方がライトな仕様となるため
これをステージ1
前回仕立てた低速高速共に作用角を変更した物をステージ2とします。
中低速域やアイドリングなどをまったくノーマルのまま
高回転パワーを大幅に伸ばせるというのは
VTECならではのカムチューンなわけですね。
加工ハイカムは
純正カムプロフィールを削って作用角を大きく加工する方法なので
バルブのリフト量はそれほど大きく出来ないため
性能面では
やはり、素材から削りだしたTODAのAカムには及びません。
経験的には
加工ハイカムはノーマル比で20馬力程度
リフトが大きな素材カムはさらに10馬力程度出力が向上します。
でも、加工ハイカムはリフトが大きくない故に
バルブスプリングが純正のままいける
つまりはシリンダーとヘッドを分離しなくても組み込めるわけで
エンジン降ろしメンテナンスのついでに
高回転域パワーアップチューンが出来る様になるわけです。
もっと理想を追求すれば
素材削り出しの低速ノーマルで高速ハイリフト仕様・・とか
やってみたい仕様はいくつかあります。
コスト面も含めてこれはまあ、今後の課題ですが。
とりあえずは
低速安定性と高回転パワーアップを両立でき
(ワイヤースロットルの初期型NA1なら)ノーマルコンピュータ書き換えで制御できる
デメリットの無いカムチューンが出来る様になりました。
エンジンチューンの模索はまだまだ続きます。
|