こんにちは、TYIZです
T3ファクトリーはおおむね順調。
盆休みでだいぶ納車したけど
また預かり車輌が増えてきて
現在屋内に15台ほど。
まあ、このくらいなら移動も大変では無いし
この週末までには数台納車できる予定。
メーターの修理依頼はほとんど途切れること無く入ってくるんですが
また煙が出て基板が燃えた事例が出ました。
こんどの事例は左ハンドルアキュラで
中古車屋さんからの修理依頼。
でも焼けているけど症状は軽く
基板の修理が可能なレベルでした。
やはり
走行中に突然メーターの奥から煙が出てきたそうで
私が知る焼損事例としては4件目
今回は症状が軽い故に
どこが出火元なのかがよく分かり
やはり、コンデンサーの根本から火が出るみたいです。
以前にも
同じ位置に基板に穴があいている事例を見た事があるので
決定的だと思う。
破裂したコンデンサーから吹き出した液が広範囲の部品の下に浸潤しているから
周辺の部品を基板から外していくんだけど
無造作にトランジスター外したら
付ける時向きを忘れちゃって
まあ、他の基板を見れば良いな。。と思ったら
このトランジスターってアキュラにしか付いてないみたいでちょっと慌てた。
分解前に写真撮っておいたので分かったけど。。
メーターに限らず
プリント基板に部品が実装されていない部分というのは多々ある物で
メーターに関しては
何のためにあるのかなぁ・・と思っていたけど
輸出仕様で使われていたみたいだ。
でも、アキュラでもメーター表示の機能は変わらないと思うんだけど
何故なのかなぁ。
まあ、いいけどね。
ミッションOH依頼のNA1・Rの作業中
どのギアポジションも満遍なくギアの入りが悪いから
おそらくクラッチの切れ不良だろうなぁ・・
と思ったら
クラッチは最近交換したばかりだと言うことで
ミッションを降ろして開けてみると
なるほど 各ギア満遍なくダメージが深い。。
まあ、部品交換すればサッパリ治っちゃうから
必要部品を手配したんだけど
5速のギアが欠品中で納期は今月中頃みたい。
こういう部品も
自社で在庫しておけば作業が止まらずスムーズに出来るんだから
今後
消耗品在庫はどんどん増やしていきたいと思います。
ちなみに
リノリューム張りの作業台でミッションなどの分解をすると
ゴム質だから重量物が滑らない つまりが動かすのが重いんですよね・・
で、天板にステンレスの板を敷いてみると
これが実に作業性が良い。
T3TECは理想的なファクトリー環境を目指しているんだから
こういう作業性にもこだわっていきたいです。
久しぶりに
Fマチックレバーを使ったオートクルーズ操作の作業。
NSXのオートクルーズは
ステアリングにスイッチがあるんですが
ステアリング交換と共にオートクルーズが使えなくなっちゃうので
Fマチックのレバーを利用してやろうというわけです。
これ、私も使ってますけど
さすが純正レバーなので
素晴らしく操作性が良いです
オートクルーズしたい速度に達したらレバーを「トン」と下げるとSET
オートクルーズ状態でレバーを上げれば加速 下げれば減速。
交通量の少ない深夜の高速とか
遠出する時
サーキットの帰り道で穏やかに巡航したい時なんか
オートクルーズはすごく便利です。
ついでに
クルーズコントロールユニットを改造すると
最高設定速度がノーマルの110キロ程から190キロに上げられので
これも同時に行う。
150キロを超えた状態でオートクルーズは怖いけど
120キロくらいで自動巡航できると
オートクルーズは非常に実用性が高くなるんです。
捕まっても自己責任ですけどねぇ。。
この作業は今回大久保が担当しているけど
キャスターが付いた作業台に部品を載せて
車輌の前に台を置いて脱着した部品を置きながら作業している。
当たり前のように見えるけど
これってなかなか実現しているファクトリーは少ないと思うんです。
作業を行いやすい良い環境が
良い作業結果に繋がっていくと思いますね。
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