こんにちは、TYIZです
T3TECは
今日が開店2周年です。
今年はお祝いとかはやらない予定ですが
ものすごく慌ただしかった開店時のドタバタから
バーナー全開で急上昇していた様な1年目に対して
じっくり基礎体力を作ってきた様な2年目でした。
設備や工具も揃えてきたけど
メカニックとパートさんが1人ずつ増えて6人の所帯になったことで
色々な作業が円滑に回る様になって(まだまだ人手不足は解消していないけど)
常用するNSXの純正部品を出来る限りストックすることを頑張った感じでした。
NSXをメインに扱っていて
やっぱり困るのは純正部品の供給不安定。
エンジンミッションなど
たくさんの部品を使う作業を行っていて
ささいな部品が1つ足りないだけで作業が中断してしまうというのが
なにしろ効率が悪く
この問題を回避するには
常用する純正部品を出来るだけ買い込んでストックするしか無いわけで
そのために大きなエネルギーを回していた感じです。
工場の上にある現寸場に棚をどんどん増やして
ここにNSXの純正部品をどんどん積み上げていく。
いま、棚が7×3列
ストックは主にエンジンミッションや電装系の常用部品
頻度が多いエアコン修理関連や車検などで消耗する部品類などなどで
ネジ類などを入れるとすでに膨大な数の部品点数だけど
パソコン使って全てバーコードで在庫管理して
社内サーバーにデータを置いて他のPCでも共有できる様にして
1階の事務所からも現寸場の在庫数と置き場所が確認できる様なシステムを構築中。
在庫部品数が順調に増えてこのシステムが動き出せば
作業中に追加部品が出た際にも入荷まで作業を止めずに進められる様になるし
本来交換したかった部品を
自社にもメーカーにも在庫が無いから今回は見送ってそのまま組み立てる・・
という悔しい事態も避けられる様になります。
古いクルマ故に純正部品の供給不安定という難問だけど
「どうせ使う部品なんだから大量にストックしてしまえ!」という考えで行くなら
これは
NSXという単一車種をメインに扱っている強みであるとも言えるわけで
大金が部品に化けて眠っていることになるし
経営的になかなか勇気がいる無謀とも言える方針だけど
NSXとずっと付き合っていこうと思うと
これしか無いと思うわけです。
外装に関する部品はまだまだほとんど買い込んでいないので全然不足だし
今後
どんな部品をどれだけストックしていくのかも考えなきゃならないけれど
とにかく
工場の上に真っ平らな100坪の現寸場が有って良かったなぁ・・
2年前にこの工場を借りられて良かったなぁ・・運が良かったなぁ・・
と、しみじみ思います。
ファクトリーは
ちょっと落ち着いた感じだったから
正月休みに終わらせられなかった自分のNSXのエアコン作業を続き。
TYIZ号は
ずいぶん前に 筑波のビデオ取材で某氏がエアコン回したまま走り回って
コンプレッサーから盛大に異音が出て
リビルトに交換して以来 ずっとR12ガスのままだったんだけど
去年の北海道行きの前にガス抜けが発覚し
去年はガスチャージして逃げたんだけど
さすがにR12ガスも高値で入手困難になってきたし
フルに134aチェンジをしよう・・と
正月休みにダッシュボード外してヒーターユニットを交換し
引き続き
フロントコンデンサーと高圧ガス配管を交換。
ガス漏れは
この、配管とコンデンサーの接続部からだったので
この機会に両方とも交換
で、最終型の134aコンプレッサーに交換し
ガスチャージ。
今月末に車検が切れるから
分解状態の車内も組み立てて陸自へ行って車検通してこよう。
ホントはミッション降ろして追加作業もしたかったんだけど
そこまで時間取れそうも無いので
今回はとりあえずエアコンだけ完結させる事にした。
余談だけど
大久保が工具箱を新調した。
スナップオンの黒いヤツ。
工具が増えて来ていままで使っていた工具箱が手狭になったから買い換えるんだけど
工具箱って
メカニックにとっては宝石箱みたいなモノで
普通の人が見たら
「なぜそんな無骨な鉄の箱に何十万も出すんだ?」と思うけど
箱の中には
もっともっとお金をかけて買い込んだ工具類が入っているからなんだろうなぁ。
私はメカニック専業じゃ無いから
そこまで箱にコダワリは無いんだけど
それでも工具が増えて来て箱が必要になったので
15年以上前にMACツールの安いヤツを買った。
(それでも2段組の箱だけで25万円弱だったかな・・)
でも、大久保の箱を見ていたら俺も黒い箱が欲しくなった。。
そうそう、工具箱の写真撮っていて思い出した。
以前 お客さんから
「NSX」とプリントされた深緑のプラスチック板をいただいたんですが
ディーラーで
取り扱い車種の看板に填まっていたモノだそうで
NSXが絶版になった際
看板から取り外したモノだそうです。
この板が2枚合わせになってまん中に蛍光灯が入っていたんでしょうね。
もらったときは
「これを一体どうせよとおっしゃるの?」と思ったけど
ベルノ店のみに掲げられていた透過光看板なんだから
これも貴重な遺産なのかもなぁ・・と思う様になりました。
そのうち
裏にLEDでも仕込んで透過光看板として復活させてやろうかな。。
まあ、そんなわけで
日々 慌ただしくもけっこう楽しく過ごせています。
今年はもっと面白いモノ作ったり
イベント的な企画を考えたりしていこうと思っています
今後ともよろしくお願いします。
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