それでも
NSX以外ではメーターの針を
強引に抜いたことがある人はかなりいるみたいで
危険だから真似して壊さないよう
針を駆動しているアクチュエーターの内部構造を紹介しておきます。
アクチュエーターは
もちろん非分解部品だけど
巻かれているコイルを除去するとケースが分解出来ます。
この、コイルを解くのは非常に面倒で
今回は撮影のためだから切断して除去。
アナログメーターは
マグネットの付いた軸の周りにコイルを巻いて
コイルに流れる電流量でマグネットを駆動し
軸の回転を針の動きにしていますが
面白いのは
軸の先端には樹脂製のビーズのような球が付いていて
これが透明な粘液を介してケースの穴に差し込まれている。
この、ビーズと粘液の回転方向への粘り抵抗で
針の動きを緩慢にしているわけです
この粘着質が無かったら
メーターの針は過敏にフラフラ動いちゃうんでしょう。
製作から30年近く経過しているのに
粘液に変化が無く
高温になるダッシュボードの中で
ほぼ垂直に取り付けられているのに粘液が流れ出さないんだから
どんな材質の液体なのか・・
で、針を強引に引っ張って抜こうとすると
マグネットから軸が少し抜けてしまうわけで
すると
先端の球とマグネットの位置関係が狭くなり
軸は前後方向にガタが出てしまうわけです。
マグネットから軸が抜けてしまったら
コイルを解いてここまで分解しないと治せない。
だから
針を強引に引っ張るとメーターは壊れるよ・・
と、言うことなんです
ま、針の圧入が軽い個体なら
マグネットがズレずに針が抜けてくれるかも知れないけどねぇ
かなり危険です。
そのために作ったのが
軸を押しながら針を抜くプーラーで
昨年末に紹介した針抜き治具だったんです。
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