こんにちは、TYIZです。
T3ファクトリーは相変わらずNSX作業に追われる日々で
作業内容も
多量の車検とエンジンや駆動系の修理整備など
マンネリ化してきて
掲示板に書く様な珍しいことが減ってきました。
(実は色々なことが起きているんだけど
3人では手が足りないくらいでしてねぇ。.)
今年が平成3年車の車検年だから
車検依頼が多いのは予想していたんだけど
それにしたって
何台陸自に持ち込んだだろう・・
何台エンジン降ろしただろう・・
そして何台メーター治しただろう・・と ふと気になって
過去データを見てみると
今日発送するホンダディーラーさんからの依頼分で
メーター修理はちょうど110個目でした。
昨年の5月頃から修理受け入れを開始して
ここ最近 毎月10セットほどは修理していたから
100台は超えたな・・と思っていたんだけど
110台は我ながらよくやったと思う。
でも、車検その他でいまの預かり車輌でも
時々ブレーキ球切れ警告灯が点く・・と言うので3台ほど作業予定で
その他にも相談問い合わせ数件だから
150台に到達は意外に早いかもしれない。
ここ最近
事例が増えたのは
スピードメーターが常に動かないとか時々動かない時があり
しばらくすると動く様になることもある・・
というもの。
最初はスピードセンサーを交換するんだけど症状は変わらず
後付けのデジタルメーターは動いているけど
車輌のスピードメーターは針も積算計も動かない。
原因はやっぱりメーター基板で
だいぶ事例を経験したのでこの修理方法もどうやら確立できた。
ブレーキ球切れ警告の件も含めて
なぜメーターが故障するのか?は
やっぱり電解コンデンサーの液漏れが原因で
それにしても
走行距離とコンディションが全く比例しないから不思議に思い
珍しい症状の時はオーナーに保管状況などを聞いてみたんだけど
どうやら
温度の影響が大きいみたいですね。
炎天下でダッシュボードに直射日光が当たっていれば
メーターは壮絶な温度になると思うから
これが、コンデンサーの寿命を縮めるんだと思う。
先日
走行距離で3万キロ台のメーターを修理依頼で預かったんですが
やはり、スピードメーターが不動。
ケースも基板もホコリの付着は少なくすごくきれいなんだけど
分解してみると
コンデンサーの液漏れはスゴイ状態で
やはり、基板が腐食してトランジスターが壊れていた。
オーナーに保管状況を聞いてみると
ボディの傷を嫌って車輌に毛布を掛けてからカバーを掛けているそうで
実際 計測したわけじゃ無いけど
保温効果が高くて高温が長時間かかってしまうのかも知れない。
警告灯問題を含めてメーターの故障は
コンデンサーから漏れ出した電解液が基板を腐食させて発生するもので
早期対処ならコンデンサー交換で症状が消えることもあるんだけど
それだけで治ってくれない事例が多く
10台に1台くらい モジュール基板が壊れていて交換を迫られる。
(110台修理して十数個モジュール基板交換したから
やっぱり10%以上の確率でモジュール交換になってます)
警告灯モジュール基板は
手持ちの部品も少なくなってきたし
この基板を自社製作する方向で動いているんですけどね。
それが確立すれば
メーター修理にはもっと自信が持てる様になるんだけど。
ちなみに
遠方の方はメーターを外して送ってもらうパターンが多いわけですが
その梱包状態がまちまちで面白い。。
潰れかけたペラペラ段ボール箱に入って
マジか・・無事届いて良かったなぁ・・と言うパターンもあれば
大きな箱に緩衝材大量で
こりゃさすがに過剰梱包でしょう・・というのもある。
まあ、なんとかうちまでたどり着ければ
破損してたって修理しますけどね。
で、こちらから送りかえす際には
お客さんの手元まで安全に運べなきゃならないわけだから
メーター専用の段ボール箱を作って
適度な緩衝材を入れて梱包しています。
まあ、過剰梱包で届いた個体は
それくらい大事にされているんだろうな・・と思って
元の箱で送りかえす様にしていますけどねぇ。。
5速ミッションのOH作業が何件か続いているんですが
過去にOSのファイナル&LSDを組んでいる個体が
LSDの仕様変更する依頼が増えています。
劇的な加速力向上を得られる4.4ファイナル&LSDキットですが
初期型と現行型で
LSDのディスクが変わっていて
現行型の滑らかな効き方は素晴らしく
まるでノーマルの様に違和感が無く
アクセルを入れるとしっかり左右輪がロックするので
ストリート向けには非常に性能が良くなったLSDです。
だから
OSのLSDを組んでいる車輌がミッションOHする際には
LSDのディスクを現行品に組み替えてやると
通常走行は大いに快適になります。
T3ファクトリーで
出来るだけ拘ったのが作業環境。
ホコリや異物が入らない環境で
メカニックが安全快適に作業を行える様に仕立ててきました。
作業台の上にステンレス板を貼って薄くオイルを塗ってミッション部品載せると
金属同士で適度に滑るし非常に作業性が良い。
でも、このところエンジンもミッションも数機同時作業が増えて来たので
いよいよ来年は
現寸場に作業スペースを作って
もっと良い環境を作っていきたいと考えてます。
良い作業結果を得るには良い作業環境が必要なのは
作業する我々には身に染みて分かるんです。
やってみたいことも欲しい機材も作業スペースも
まだまだたくさんあります。
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