引き続き
工場物件の廃墟ぶりを紹介します
すでに
連日のようにお客さんが遊びに来てくれるんですが
住所は
埼玉県入間市南峯1095−18
に、なります。
圏央道 青梅ICから5キロくらいで
最寄り駅は 八高線の金子駅で2キロ弱かな。
電車の本数が非常に少ないけど
送迎時間はクルマで5分程度ですね。
この工場
初めて見たとき
草木が生い茂りスゴイ状態でした。
事務所の1階は
いかにも「鉄工所の事務所」と言った感じで
古いソファがあって
タバコのヤニが染みついたような黄ばみ全開で
もお、見るからに昭和・・
トイレのドアに洗いざらしのタオルが掛けてあったりで
昔の刑事ドラマのセットみたい。。
でも、幅5m奥行き10mと この事務所実に広い
事務所の2階は
「食堂と更衣室」となっていたけど
大家さんが言うには
設計室にしようと思って作ったんだけど
使わずに放置だったとか。
古い製図版が置いてあったり 名残があった。
実際
経年老化はすごいけど ほとんど使われた形跡はないんだよね。
で、肝心の工場
幅15m 奥行き20mは素晴らしく広い。
2.8tのクレーンが2機あるので
重量鉄骨で組まれた造りはさすがバブル期の贅沢な造りで
これから100年経ってもナニも起きない感じ。
ただ
色々汚れが凄まじく
床のコンクリート表面が風化して砂埃が大変な状態。
歩くだけで砂埃が舞い上がり
常時マスクが必要なレベル・・
で、この物件の面白いところが
工場の2階にある原寸場。
昔の鉄工所では工場の上にほぼ同じ広さの
床に板を敷き詰めて緑とか青に塗った
「原寸場」と言うのがあって
この床に
チョークなどで実物大の製作図を書いて採寸し
下の工場で実作業を行ったそうで
この工場にも
15m×22mの緑色に塗られた床の原寸場がある。
これは
無尽蔵な倉庫に見えるんだよね。
なにしろ100坪の真っ平らな床だからねぇ
これも
古いけどバブル期に作られた贅沢な造りなんだろうなぁ。
急速にコンピュータによる設計が進歩した事で
ここはほとんど使った形跡はなく
未使用に近い広場が工場の上にある感じで
ドリフトラジコンで遊んだら楽しいだろうなぁ・・
ゆくゆくは
ここにエンジンやミッションを組むための部屋を作りたいと思う。
そんなわけで
何より高速インターからのアクセスの良さ
造りは古いけど頑強で広大な工場と
利用価値無限大な「原寸場」
改装すればお店に出来そうな事務所1階
スタッフの私物置き場や食堂に出来る2階事務所
私が考え事をするのに最適な設計室
寝泊まりできそうなシャワールーム付き(しないけど)
敷地内の駐車場はそれほど広くないけど
基本 預かり車輌は全て工場の中に入れられるので
保安の点でも好適
その他にも色々魅力があって選んだのが
この物件でした。
実のところ
3人で切り盛りするにはあまりに広大なんだけど
やはり広さは魅力です。
そんなわけで
この廃屋がどんな感じでリフォームされていくのかを
次回から紹介していこうと思います。
実に愉快だ。。
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