こんにちは、TYIZです
メーターの修理が可能になって
やはり、修理依頼が多々入るようになりました。
多いのは
ブレーキ球切れ警告が消えない・・
スピードメーターの表示が実速より著しく低い・・
という2つのパターンです。
受け入れを開始してから
修理依頼が重なりまくったのと
メーターの繊細な作業をエンジンやミッション作業の近くで行うのは
オイルの霧などによる汚れが怖いし
クリーンな作業場を確保しよう・・と
お店の2階 設計室の手前の部屋に
電気作業場を作った。
と、いっても
壁に向かってテーブルを置いて棚を付けて蛍光灯付けて
柱にハンダ吸い取り機のハンガー付けて
カラーボックスを壁に取りつけて電気工作関係の備品を揃えた・・
という感じなんだけど
ここは土禁でスリッパだしエアコン有るし外の風は入らないし
実に環境は良い。
う〜ん、ここもかなり趣味の入った作業スペースだぜ。。
で、他の作業に追われて気を抜いていたら
メーターの修理依頼が5件ほど溜まっちゃって
ついでに自分のNSXのメーターも診てみよう・・と車輌から外し
6台連続で分解整備開始。
といっても
同時に分解しちゃうとどれが誰のか分からなくなっちゃうし
作業スペースに限りもあるから
順次作業を進めていく
まずは旭川のホンダディーラーさんからの依頼分でNA1のType-R。
実速より著しく指針の示す値が低いとのことで
検証機DANで128.5Hzのパルスを入れてみると105キロほどを示す
ホントはこの信号で180キロ示さなきゃならないんだから確かに低い。
ここまで低いのは珍しいけど
これは良くある故障の傾向で
修理方法も確立しているので検証に引き続き修理。
ついでに
タコメーター側の補正と警告灯回路の予備補修を行って完了。
ところで
Type-Rのワーニングディスプレイって
リトラクタブルやドアなどの警告灯が無いんだね・・
基板修理後 半ドア警告が点かないので驚いた。
基板には警告灯の回路があるんだけど
制御が削除されてるみたい。
まあ、いいけど・・ ブレーキランプ球切れ警告灯だけは有るんだ。。
残りのクーペ用は
やはり、速度表示とブレーキランプ球切れ警告灯が消えない症状。
軽傷から重傷まで様々だけど
みんな完治。
せっかくメーターを分解したなら
できるだけ内部を清掃し クリアレンズを磨き 黒ずんだ電球を交換し
オド&トリップメーターのドラムをクリーニングすると
すごく明るくなってメーターが見やすく 高級感が戻ります。
それと
トリップのリセット動作が重くて
ゼロカウンターに戻りにくい症状も整備して軽く動作するように修正する
修理ついでなんだけど
夜にスモール点けてみるとこれはかなり満足度高い整備なんです。
TYIZ号のメーターは
だいぶ前に一度分解整備してあって綺麗な状態だったけど
おそらくは
遠くない将来 球切れ警告が起きると思うので予防修理。
メーター修理は
今後まだまだ増えると思うけど
メーター検査機DANは
メーター単体で補正作業を行うために作ったんだけど
タコ&スピードメーターの基板修理&補正に特化しているから
ケースに組み立てたあと
車輌に取りつけないと
他のメーターや照明に関してチェックが出来ないわけで
お客さんがメーターのみを送ってきた場合など
メーターAssyでの総点検が出来る機材が欲しくなりました。
アイデアはあるので
次はこれを作ってみようと思っています。
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