床の補修は
自分達でやろうかとも思ったんですが
何しろ面積が大きいのと
油やペンキ 無数の凹みなど
こりゃ手に負えないよな・・と思っていたら
NSXのお客さんでゼネコンの現場監督の方がいらっしゃいまして
相談したところ
そりゃ業者に依頼した方が良いでしょう
「このまま塗料を塗っても
クルマを入れてハンドル切ったりしたらすぐに剥がれてきます」
とのこと。
まあ、そうだろうなぁ・・
床をきれいに仕上げるなら物を入れる前が良いし
第一 自分達でやったら
開店目標の3月1日に間に合わないからなぁ。
と、言うわけで
現場監督さんに依頼して
職人軍団に作業を依頼することにしました。
この方達は
トヨタディーラー御用達の業者さんだそうで
最近のディーラーさんは同様に床を仕上げているんだそうです。
この工場の大問題だったコンクリートの床は
鉄骨などの重量物を落とした凹みやサビ止めのペンキ
鉄骨の切断機があった周辺には切削油のシミなどが無数にあって
このまま強引に塗料を流したところで
凹みは治らないしすぐに剥げてしまうだろう。
プロはどうやるのか見ていると
まず、エンジン付きの表面切削マシーンを走らせて
コンクリートを1〜2ミリほど削っていく。
隅の方やリフトの足の周りはダイヤモンドカッターの付いたサンダーを使い
手作業で削る。
驚いたことに
100坪近い面積を半日ほどで削り終えて
引き続き 下地処理のプライマーを全面に塗ったところで初日終了。
2日目
無数の凹みとヒビが見えるようになった床に
ウレタン樹脂に砂を混ぜた骨材を職人さんが全面に塗り広げていく。
3日目
朝 床を見ると
まるでスケートリンクの様にカチカチで驚いていたら
そこを紙やすりを敷いたポリッシャーで研磨して平坦にして
表面を荒らして塗料の食いつきをよくしていく。
そのあと
マス目を書いて
職人さんが塗料を塗り広げて作業は完了!
お見事な手際の良さで
3日目はお昼前に終了。
2日経った今日工場を歩いてみると
まあ〜驚くくらいピカピカで
土足で歩くのは勿体ないくらい。。
どうせ
作業していて物は落としし傷だらけになっちゃうんだろうけど
この塗料は非常に固くて
クルマが入ってハンドル切っても剥げることは無く
大きな傷を入れても
後の補修も楽なんだとか。
ちなみに
塗膜の厚みは平坦部で2ミリくらいあります
それにしても
無数の凹みは完全に消えちゃって まるで体育館の床みたい。
光が反射するから
なにしろ
工場の中が明るくなった。
正直
床にここまで手を掛けるつもりは無かったんだけど
作業する我々にとって
これは非常に満足度が高いです。
全ては
良い仕事をするための設備投資ですね。
今回もお客さんに助けられました。
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