先日 広島から入庫のMT換装が完了して 陸送でオーナーの元に帰っていきました。 このオーナーさんから MT換装の相談をされたのは去年の2月。 すでにいろいろ純正部品不足が始まっていたんだけど 去年 ミッション部品の大幅値上げがアナウンスされたのと この機会を逃すとMT換装できなくなるかも・・という思いで オーナーさんも部品が揃うまで待つと覚悟を決めて 6MT部品とMT換装の部品を発注。 部品が揃わないことには作業日程も組めないから 途中 どんなに催促されてもどうにもなりませんよ・・とは話してあったんだけど 1年半ほどかかって 部品が揃ったので先月ミッションを組み立てて AT→6MT換装を行った次第でした。 6速ミッションに関しては 徐々に部品供給が再開されてはいるんだけど この部品が入荷した頃 こちらの部品が欠品・・とか なかなか全ての部品が揃ってくれなくて 現在 新品組み立て6速ミッションは 15機くらいバックオーダー状態です。 ミッションの部品欠品は徐々に解消してくる感じなんだけど これが最後の生産だよ・・と絶版宣言が出た部品もあります。 それらを加味しても あと50機くらいは新品ミッションを組めそうな感じなんだけど それって多くは無いと思うんですよね。 AT→MT換装に使う部品もいろいろ欠品していて ペダルとかドライブシャフトとかマウントとか 絶対必須な部品が欠品していたりします。 以前は MT換装も新品6速ミッションも 悩みは金額の問題が最も大きかったんだけど 今後は部品の入手困難が最大の懸念になってきそうです。 で、NSXのAT→MT換装 これは 何度も紹介したことがあるけど もともとボディは同じだから MTの部品を移植していけばボルトオン状態で作業できます。 電装系やらコンピュータとか ノウハウは必要なんだけど もう、完全確立した技術です。 よく聞かれるのは AT車のエンジンは268馬力だから MTの280馬力に比べて遅いのか?と言うことなんだけど AT用のC30AはVTECの高速側カムプロフィールが異なっていて レブリミットを下げつつ最高出力を抑えています。 VTECの低速側カムはMT用もAT用も同じだから 低速側カムで走行している状態ではその差はありません。 カムが切り替わる 5800rpmから上の領域では MTエンジンの方が確かに あ・・高回転伸びるな・・と違いが分かりますが 体感では 1速2速で全開したときは吹けきるのが早くて差がよく分からない。 3速以降だと なるほど違いが分かるか・・という感じになりますが 3速5800rpmから上で全開する条件というのは 時速100キロを大きく超えてからの加速と言うことになるので (ミッションとファイナルによって異なるけど100〜120キロ以上) その差がよく分かるのはやはりサーキットのストレート加速ですね。 なので 一般道の通常走行では ATエンジンとMTエンジンの差というのはホントに分からないんです。 それでも ずっと前にMT換装したオーナーさんが エンジン降ろしメンテナンスでヘッド周辺を分解するときに この機会にMTカム仕様にして完全MT車にする!という依頼はあります。 一般道では体感できないと思うけど 拘りですからねぇ。 今回の写真は メカニック大久保が お客さんに作業記録で渡すために撮った写真。 なので いつもと目線が違うけど MT換装は かなりの点数の部品を バラバラから組み立ててシフトレバーにしたり ペダル周りを組み立てて それをボディに組み込んでいくから 完成状態からは想像できない面倒な作業が多々あります。 クラッチの油圧ラインをボディに固定するブラケットは 純正部品が絶版したので作りました。 スチールプレートをレーザーで切って曲げてメッキ。 これは もっと早い時期に作れば良かったけど 純正があった頃はわざわざ作らなくても良いか・・と思ってた。 今後 MT換装に使う部品はさらに欠品や絶版が進むんだろうけど 実は ATのOHに使う部品も絶版に向かっています。 すると 走行距離を重ねてATのクラッチが滑ったNSXはどうする? と言う問題に直面していくので MT換装に必要な純正互換部品を作りつつ ATのOH部品もアフター業界で作っていくのか どちらも考えていかなければならないわけで いよいよ NSXの性能維持のためには 整備技術以外にも いろいろな技術&データが求められてくるんでしょう。
自分もタイミングよく6MT換装できたんだなって改めて思いました。 この掲示板でOSのLSD4.4ファイナル再生産を知って電話入れたのがキッカケでした。 なかなか大変だと思いますが、絶版純正パーツのリプレイス期待しています。
かっちゃんの頃は AT→MT換装もC32Bエンジンも 純正部品に関して 望めば何でも買えた時代だったからね。 今後は 欲しくても手に入らなくなるのが見えています だから 整備に必要な部品と定番作業に必要な部品の確保と 互換部品の製作などを進めていく必要をすごく感じるようになりましたね。 MT→AT換装 ボディは同じだから 部品移植だけで技術的には可能だろうけど NSXの場合 施工事例は無いでしょうね。 AT車とMT車では メーターのシフトポジションやセレクトレバーの信号など 車内の配線もだいぶ異なります AT→MT換装の場合 使わない配線類は放置したままで バックランプの配線を引き直すくらいで対応できるけど MT車をATにしようと思ったら Dレンジでセルが回らないようにするとか 配線類を全てAT用に交換するくらいの作業が必要なわけで それは ミッションを交換するような安直な話では無く 内装をバラバラにして配線引き直しの勢いが必要で その手間と費用は MT換装よりもずっと高額になるでしょう。 だけど 中古車価格はMTの方がずっと高いわけで あえて 車輌価値を落とす作業を施工する人がいるとは思えないです。 ただ、何らかの身体的事情でMTに乗れなくなったけど どうしてもいまのNSXに乗りたい・・と言うような場合なら あり得るかもしれません。 7年くらい前 静岡のさとるさんが大怪我してMT車の運転は無理だろうと思えた時 ホントにAT換装を調べた事があるけれど 彼はリハビリで復活してMT車に乗り続けられる事になったので AT換装は実現する事はありませんでした。 でもまあ、世界は広いですからね どこかで事例があるかもしれませんね。
AT→MT換装は他車種でも良く聞きますが、逆にMT→AT換装を行った例は有るのでしょうか?
僕の時はよかったなぁ
>返信を閉じる<
いつもこちらで勉強させていただいております。 日々コツコツとパーツを購入し純正カスタムやリフレッシュを可能な限り自身で行っております。(130型,AT) そこで質問なのですがタワーバーの交換をしようと思っていますが前期(バー,リヤーダンパー74691-SL0-010)、後期(バー,リヤーダンパー74691-SL0-Z10)とありますが、重量や性能的にはやはり後期の物の方が優れているのでしょうか。
タワーバーの違いかぁ。 これは 気にしたことが無いのでじっくり比較したことがありません。 何か理由があって変更しているんでしょうけれど それが 物理的な形状なのか素材なのか。 でもね まず、体感では分からないでしょうね。 補強部品というのは 補強が必要なくらい ボディに大きな変形入力をかけたときに必要になってくるわけで ストラットバーに強化が求められるとしたら 強烈な横Gがかかるコーナリングを行うときだろうけど そんな状況って なかなか起こらないと思うし 私はNSXのボディ剛性が足りないと思うほどの入力をかける走りが出来ないから 補強には興味が無いんです。 ボディが変形する前に老化したサスペンションブッシュが負けて捻れるから フルピロにはしましたけどね。 でも 「効果」は期待せずに新品部品が買えるうちに試してみるのは良いと思います。 取り付け互換性とか重量とか 分かったら教えて欲しいですね。
お世話になります。 ドアパットの件で聞きたいのですが 83542-SL0-J00ZAの色味で検討しています。 @生地はアルカンターラ等の物なのかレザーなのか A左右全て購入となると総額は幾らになるのか 以上2点をお願いします。
83542-SL0-J00ZAは SやS・ゼロのパンチングレザーで バックスキンじゃあないですね。 品番と価格は https://www.nsxnet.com/catalog_detail.php?cataid=108 で、調べられるけど 絶版とかで入手困難になっているものがありますね。 https://www.nsxnet.com/parts_detail.php?pid=5123&period=1&cataid=108&catanum=24 83542-SL0-J00ZAは15840円だけど nsxnetでは 在庫なしで販売中止です。
お久しぶりです。 最近、ある速度(ほぼ60kmジャストと80km以上常時)になると内装(主に天井付近(確定)やダッシュボード付近(推定))がビビり音を発生するようになっていました。運転が軽く憂鬱になるレベルです。 内装の緩衝材?のヘタリなのか、エンジンマウント系のヘタリなのか、はまたまた別の問題なのか… 現車を見ていただかないと分からないのは重々承知ですが、心当たりなどあればお願いします。 参考までに、T3さんで部品交換等した場合は、公道での確認等してもらえますでしょうか。 よろしくお願いします。
黒N130さん T.Sさん 貴重な体験情報ありがとうございます。 車両が相応の年式ということもあり、皆さんも同じ悩みを持っていることがわかり、心強い??です。 春頃から徐々に対処していこうかと思います。
横から失礼します。 私の車輌もある回転数や路面の舗装の状態によっては ルームランプ辺りからビビり音がして気になっていました。 私の対処方はルーフの内装を剥がし音が発生していそうな場所に エプトシーラーを貼り試した所今のところ音の発生はありません。 一度気になり出すとダメですよね! 体験談でした。
ハイオク103さまへ 違ってたら申し訳ありません 私のNSXはバックミラーの経年劣化で音が出たことが有り 新品に交換したら改善されました。
おはようございます 整備されているTYIZさんの車両でもそうなんですね…それならば諦めがつきます。 季節は盲点でした。相談してみて良かったです。 商売にならないのに、いつも対応していただきありがとうございます。
そうですか。 お役に立てなくて。 憂鬱は嫌ですね。 スカーっとしたいですね。 実践ありがとうございます。
>かっちゃんさん 叩いてみましたが、音は鳴りませんでした。 アドバイスありがとうございます。
外からフロントガラスのバックミラー上辺りを握り拳で叩いて「ビンビン」と音がしませんか?気になる音と同じだったら、フロントガラスのシール不足です。
この季節 気温が下がって樹脂部品は収縮するし 湿度も下がって ボディと内装が擦れて音が出る事例は増えますね。 異音が出ていると思われる付近の内装を分解して ボディや他の部品を擦れる接触面に 不織布テープを貼るとかで対策できるけど けっこう大変だし それで完治してくれるとは限りません 私のNSXも ダッシュボードとフロントガラス付近からミシミシ音が出ていて ダッシュを外して接触部分に不織布テープを貼り込んでみたら 症状は消えてくれました。 でも、炎天下の高温にさらされていると 数年で 不織布テープも粘着が無くなって剥がれてきちゃいましたね。 不織布じゃ無くEPDMゴムの薄いやつを使うとか 試してみても良いかもしれませんが 内装を分解して地道な作業で けっこう時間かかりますね。
こんにちは、TYIZです 先月から 自分の身辺が慌ただしくて大わらわでした。 で、今日はNSX3台 陸自で車検を通してきました。 まとまった台数で陸自に行くのは今年はこれが最後かな。 私はType-Tに乗っていったんだけど ブレーキのマスターバックに違和感を感じて ファクトリーに戻って点検して問題を確認。 こう言うのって 運転してみないと分からないし 他のNSXと比較してみないと確信できないトラブルの予兆だから 発見できて良かったなぁ と思う。 気づけば12月で今年も1ヶ月を切りました。 まだ、仕事には追われているんだけど 来週は 恒例になってる岡山行脚に行こうと思っています。 OS技研と戸田レーシングさんに相談事で せっかく岡山へ行くので ホンダを定年退職して帰郷した tsunoseさんのところへ行ってこようと思ってます。
TYIZ様 いつもお世話になります。 ここ3年、冬場になるとALBが点灯します。11月中旬から3月頃までです。 走行後決まって2分ほどすると点灯します。30分ほどの走行後にエンジン再始動するとそれ以降その日は点灯しません。 エンジン始動前の電圧は冬の冷えている時期は11.5V辺りを指しています。始動後は14.5V付近で走行時間の経過とともに徐々に14.0V付近になります。(順調な時のエンジン始動前の電圧計は12Vです。) 充電がある程度進むとALBが点灯しなくなるような感じがします。 関係あるかどうか定かではありませんが、この状況が起きる直前にディーラーさんでバッテリーを完全に放電させてしまい一晩しっかり充電したと言っていたことを記憶しています。バッテリーは ATLAS 90D26 で3年半の使用です。 ALB点灯はバッテリーの一時的な電圧低めがあるとしたらそれが原因でしょうか。 そうであれば、性能低下していない新しいバッテリーに交換してみようかと考えています。 ご教示頂ければ幸いです。
純正の電圧計はかなりアバウトだから オルタネーターのB端子か バッテリー端子電圧を計測してみた方が良いけれど バッテリーコンディションがどうであれ エンジンがかかっていれば オルタネーターが発電しているんだから アイドリングで14V近辺はあるはずで 外気温や時間経過の影響で12Vを下回るようなことがあるならば まずはオルタネーターを疑いましょう。
TYIZ様へ T3TEC製のサスペンションピロブッシュを購入を検討しています 質問なんですがサブフレームに付いているブッシュはどのようにしていれかえるのでしょうか? 何かSSTみたいなものがあるのでしょうか? お忙しところ申し訳ありませんがよろしくお願いします
業者でアームは可能だけど サブフレームはお願いするかもしれません 回答ありがとう御座います
NSXのサスペンションブッシュは アルミのアーム類にアルミ外筒のブッシュが圧入されているから 少しでも斜めに力を加えるとアルミ同士が齧り付いて破損してしまう可能性が高く ブッシュは抜くときも入れるときも プレスで垂直に挿抜する必要があります。 だから うちではNSX用に作った挿抜治具を使っています。 (高炭素鋼削り出しで焼き入れしてメッキした拘り品) 個人でこの作業を行うのは無理があると思うから 業者さんに任せるか アーム単品に分解して送ってもらえれば ピロを入れて送り返すことも出来ます。
TYIZ様 初めまして。いつもこちらを拝見しております。 昨日、NSXから普段ならない音が聞こえてきました。 NSXのスペック H3年式 AT 走行距離 約166,000キロ 事象 停止線での停車をする際ブレーキを踏んで、停止。前方からコーンという乾いた金属音が聞こえてきました。音が響いて聞こえました。また、ブレーキペダルの踏み感が変わることはありませんでした。 その後停められるところへ走行してる際にチェックランプ、水温計等のメーター類の反応はありませんでした。 安全な場所へ停車後に、ボンネットを開けての確認や下回りも確認をしたのですが、特に目立った異変はありませんでした。 もし、文章でこのような事象がお分かりでしたらご教授いただけると幸いです。
お返事ありがとうございます。 少し様子みて同様のケースがあれば点検してみようかと思います。 お忙しい中ありがとうございました。
こりゃあわからんです。 コンプライアンスピボットから音が出ることはあるけど パキパキ系で コーンとは響かないと思う。 サスペンション関連のどこかから出た音だと思うから 気になるなら リフトアップして可動部のガタを点検してみましょう。
お疲れ様です。 以前、ファンリレー等でお世話になりましたが今回はルームランプが点かなくなり相談します。 右のドアを開けた際、フットランプとドアランプは点くがルームランプは点かなく、オンスイッチでも点かなくマップランプも点きません。 また、左ドアを開けてもドアランプ・フットランプ・メーターの半ドア警告灯も点かない。 しかし、キーを捻った時は全ドアの作動表示が点く…。 ルームランプは別ユニットに交換しても点かないので通電自体が怪しい…。 一般のクルマにはドアにスイッチが有りますが、NSXには無いですよね? その辺の制御ってどうなっているんですか?
了解しました、調べてみます。 ありがとうございます♪
ルームランプが点かない時は メーター枠にあるリトラクタブルスイッチ&照度調整のコネクターが 抜けかかっているか接触不良していないか? https://www.nsxnet.com/catalog_detail.php?cataid=49 イラスト1番 まずはここから調査かな。 NSXのドア開閉スイッチは ドアの中のドアロックユニット https://www.nsxnet.com/catalog_detail.php?cataid=136 この中に仕込まれています。 ただ、この接点が壊れるのは極々希です なので まずは先述のコネクターをチェックですね。 キーをIGにした時 セルフチェックでワーニングが点灯するのは メーター基板からの電源でタイマー付きの別回路で点灯させていて 外部スイッチなどを見てないんです。 なので あのセルフチェックはホントに参考にならないんです。
現在平成3年式左ハンドルのアキュアNSX(NA1、純正5MT)に乗っております。 ラジエターはNA1、NA2用ともに同じものを使っていると思いますがアキュア NSXでも国産NSXと同じラジエターが使えますでしょうか。 また御社商品ページ(NSXnet.com)を見ると2種類(品番:19010-PR7-A03と 品番:19010-PR7-A04)ありますが違いは何になりますでしょうか。 さらに御社では社外(KOYOさんになりますが)のラジエターも取り扱えるの でしょうか(純正より値段が安いので)。 ご多忙と思いますがご教授願います。
ご多忙の中、何度も御回答ありがとうございました。
ATとMTでラジエターが異なる場合 一般的にはラジエターに ATFクーラーが内蔵されているかどうかで分かれるんですが NSXはAT本体にクーラーを付けて そこにクーラントを流す方式だから ラジエターはMTと共通なわけです。
ご返信ありがとうございました。因みにMTとATでも 同じ種類のラジエーターが使われている、という認識 で宜しいでしょうか。ご教授頂けると助かります。
アキュラもラジエターそのものは同じです A03と04ですが じっくり比べた事が無いんだけど 性能差は無いと思って良いですね 社外ラジエターは 注文すれば手配可能だけど この手は 頻繁に対象メーカーのラジエターを 仕入れている業者が安く販売できるので うちでは価格的メリットが少ないと思います。
TYIZ様はじめまして。掲示板参考にさせて頂いております。 ABA-NA2の後期型クーペなのですが純正ステアリングから02R純正ステアリングへ交換を考えています。 その際ステアリングボスは純正を使用したいのですが調べたところ配線加工以外にもホーン用のコンタクトプレートを自作しなければならないとあったのですが、素人が交換するには難しいでしょうか? 宜しくお願い致します。
返信ありがとうございます。 配線まではできそうですが、コンタクトポイントの作成は難しいので色々検討してみたいと思います。 ありがとうございました!
R純正ボスを使ったステアリング交換ですが うちで行う定番の方法は まず、ケーブルリールを取り外し コネクター部分からホーン配線を引き出して ボス裏の通電リングに ホーンの電流を導くためのコンタクトポイントを作ります。 コンタクトポイントは アクティの純正品を使った事もあるけど いまは1ミリのステンレス溶接棒を使って針金細工で作っています。 この文章で ある程度経験値がある人はもう作業できると思いますが ホーンが鳴らなかったり鳴りっぱなしになるトラブルもあるから 自信が無かったら業者さんに任せるか ケーブルリールを外さずにステアリング交換できるボスを使った方が良いでしょうね。
初歩的な質問で恐縮ですが高圧着クラッチと低圧着クラッチの違いは何なのでしょうか?
あ、当然だけど クラッチの圧着力は クラッチペダルの踏力に直結します。 整備書に記載はないけれど NSXの純正クラッチの圧着力は 当時同じくプルクラッチを採用したFD3Sと同じくらいの 750キロくらいじゃないかな・・と思っています。 うちで扱っているT3仕様OSツインは 低圧着が690キロ 高圧着が990キロです。 だから 低圧着の方は 純正クラッチよりもペダルの踏力が軽いですね。 これは メタルディスクの摩擦係数に期待して圧着力を落として ペダル操作を軽くする狙いです。 対して高圧着の方は 純正クラッチに比べるとクラッチペダルがかなり重いです。 OSツインのメリットとして ディスクがかなり消耗してもペダルの重さが大きく変化しないこともあります。 純正クラッチは 新品の時はそれなりに滑らかで操作が軽いんだけど クラッチディスクが半分くらいまで減ってくると ペダル操作はかなり重くなってきます。 私が純正に不満なのはこの点で すごく操作性が良い状態が長続きしないんですよね。 対してOSは ディスクがかなり消耗してきても ペダルの踏力は大きく変化しないんです。 また、寿命の点でも 純正よりもOSツインの方が長持ちすると思います (荒っぽく使った場合ですけどね) だけど OSツインだけじゃなく メタルクラッチというのは そもそもが競技用なわけで これをできるだけ扱いやすいように仕立てているのがT3仕様なんだけど それでも 根底にあるのは競技用クラッチの半クラッチの扱いにくさとか クラッチを切っているときディスクが踊るシャラシャラ音とか 割り切った使いかを出来るオーナー向けのクラッチなんです。 T3仕様OSツイン低圧着は 「強化クラッチ」じゃあないんです。 ターボでもつけない限り NSXは純正クラッチがトルク負けして滑ることはなく クラッチを強化する理由はないんです。 じゃあ、なぜメタルのツインクラッチを使うのか? と言うと 前述のような 競技用クラッチのメリットである レスポンス、切れの良さ、滑りのない繋がり などを ストリート車輌で楽しみたいから作った次第なんです。
これをきちんと説明したことがなかったので いい機会だから選択方法と違いを説明しておきます。 T3仕様OSツインクラッチは フライホイル重量がSTDか超軽量か クラッチカバーが低圧着か高圧着かで 4種類有りまして https://www.nsxnet.com/search_result.php?cat_search=1&catid=22&subcatid=43 選択方法は フライホイルは 軽いほどレスポンスがよくなるので 競技志向の方は超軽量を選びます。 超軽量フライホイルは一般道の走行は想定していなくて アクセルワークに対して回転の上下が早すぎるので かなり気を遣うし乗り手を選びます。 でも、それでも街乗り仕様で このフライホイルを好む方は実は結構いるんです。 低いギアでの加速力はかなり向上するし 昔のレーサーレプリカバイクみたいなレスポンスを望むならコレです。 STDでも純正形状軽量フライホイルよりもかなり軽いから 私はSTDを使いますね。 で、クラッチカバーが低圧着と高圧着の2種類有って その選択方法はというと・・ サーキット走行で シフトアップ操作を極限まで素早く行おうとすると どうしても クラッチが完全にミートする前にアクセルを入れてしまうことがあるんです。 これをやると瞬間的に強烈な半クラッチ状態になるわけで 低圧着では 滑りが生じてディスクの摩耗が一気にするんでしまうことがあります。 だから 高圧着クラッチカバーで瞬時にディスクを強くフライホイルに押しつけて 滑りが生じないようにしたい・・ そのために高圧着がほしいわけです。 シフトチェンジを終えて 「クラッチが完全にミートしてからアクセルを入れる」 これが確実にできるという 冷静なシフトアップ操作に自信があれば サーキット全開走行を繰り返しても 低圧着でも全く滑らずに十分なクラッチ寿命を得られます。 そんなわけで 私は 低圧着のSTDフライホイル仕様を使っています。 チューンドC32Bはかなりトルクが出ているけど これで クラッチは全く滑らないし素晴らしいレスポンスが得られています。 メタルクラッチだから 純正に比べると半クラッチの幅が半分くらいだし かなり過敏なレスポンスだから 疲れているときとか渋滞時にはギクシャクしやすいけど クラッチペダル操作は純正よりも軽いから左足が楽だし ロングツーリングでも使えています。 でも、クルマの用途がサーキットメインで タイムアタックみたいな走りをするのなら 耐久性を考えて 超軽量フライホイルの高圧着クラッチをお勧めしますね。
掲示板いつも参考にさせて頂いております 3,4年前から原因不明の症状が出ていてだんだんわるくなってます ATの初期のnsxです DとRに入った状態でブレーキを踏んで止まっていると がくがくと小刻みに車が揺れます Nの時もがくがくしてるのがわかるようになりました 症状が出ているときタコメーターが小刻みに震えてます 最初はたまにがくってするぐらいだったのですが 今ではがくがくずっとしてます 最初はプラグがだめになっていて交換しました またすぐ症状が出始めたので 今度はプラグは大丈夫だと思いコイルを交換したのですが治らず よく見てみるとまたプラグがだめになってました プラグとコイルを変えても 結局症状は出たままだったのでスロットルの掃除と イグナイターのカプラーを接点復活剤で磨いて差し直しをしましたが症状が出ました O2センサーを変えてもファーストバルブとEACVを掃除しても治りません ATFとエアクリーナーも買ってから変えていなかったので変えてみましたが駄目でした あとは何をしていけばいいでしょうか? アドバイスをいただけると幸いです よろしくお願いいたします
不調を抱えて乗っていても楽しくないでしょうし 出来るだけ調子が良い状態で長い時間楽しむのが結果的に得だと思うから NSXの整備経験が豊富な業者に依頼した方が良いでしょうね。 うちに整備依頼はもちろんOKです
返信ありがとうございます 今までとりあえずネットで調べたり いつも車を見てもらってるところで見てもらったりしてたのですが 原因がわからず... あと書き忘れていたことがあり 70q/hぐらい 1900回転ぐらい で走っていると ガタガタするようにもなってきました... もすこし頑張ってみてダメだったらT3TEC様に頼むかもしれません その時はよろしくお願いします ありがとうございました
これも 現車の状況を見ないとなんとも言えません いままで 自己流で整備の手を入れていたんでしょうか。 たぶん もっと根が深くて 小手先の部品交換などでは治らないんだと思います。 EACVが正常動作していて負荷が軽い時にハンチングが出るんだとしたら エンジンそのものが正常なのか 圧縮はいくつなのか インジェクターは6気筒とも正常なのか まずは補機類をすべてチェックして 問題が見当たらないならエンジン本体を疑っていく。 と、言う流れでしょうね。
掲示板いつも参考にさせて頂いております。 NSXのECU故障はあまり聞かないように思いますが、故障事例はありますか。 また、今後純正ECUが入手できなくなった場合、社外品で代替可能でしょうか。
まさに今のうち、大整備行おうと思います。 来月、お世話になります。 新車から30年余で初めての大整備。これまでの年平均走行距離は5,000km。 この先は年間2,000km位と思うので、これでまたあと20年位乗れるかなと思っています。
NSXというクルマが メカニズムを含めて原形をとどめて存在している限り 制御の問題で走行不能になる事は無いでしょう。 初期型NSXの制御はシンプルですからね その時代にある アフター業界の制御装置でエンジンは動かせると思います。 ただ ECUなどよりも 純正部品に頼っている駆動系とかブレーキ関連など 部品の絶版や入手困難で 性能維持に苦労する時代は来ると思います。 実はそういった 予想できる問題がたくさんあります これを予想して対処法を考えていくのも T3TECの役目です でも 純正の互換品とか代替え品を作るのは とにかくコストがかかります。 だから ずっと乗る気なら 不安定ながら部品が手に入っている今のうちに 大きな整備の手を入れてしまう事ですね。
詳細にありがとうございます。 NSXのECUに関しては、人為的なミスに気をつければ、故障は避けられそうですね。 また、万一故障の場合でもHKS V・Proでなんとか代替可能のようなので、ECUに関しての心配はなくなりました。 ありがとうございました。
ECUの自然故障は まず、経験がありません。 エアコンやメーターに比べたら かなりベビーデューティな造りです。 そして初期型NA1用に関しては すでに絶版で新品入手は出来ません。 社外品で代替え・・と言うのは たとえば HKSのV・Proを使えばエンジンを動かすことは出来ます。 私のNSXなんかは タコメーターの駆動以外はV・Pro制御だから メーターに繋がる回転信号をなんとかすれば 純正のエンジンコンピュータを外してしまっても いつもの様に走れることになるわけですけれど。 これが 130型以降のDBWスロットル車だと ECUを失ったら大きな問題になって 社外のコンピュータで完全制御は難しいと思います。 もちろん ワイヤースロットル化してV・Pro制御にすれば 初期型NA1用同様に走れる様になるけれど。 人災などでECUが壊れた事例というのは何度か見ました。 ROMを外そうとしてミスをして基板を壊してしまったとか。 また エキマニを交換してO2センサーを配線延長した時に 配線をショートさせてECUが壊れて エンジンチェックランプが消えなくなっている固体もありました。
お世話になっております。 91年式のNA1を所有してます。 半年ほど前にエンジンチェックランプが点灯してクランク角センサー、IGコイル、スパークプラグを交換してからからアクセルを軽く踏んだ状態でエンジンが3000から4000回転の間でエンジンがバラつき悩んでいます。 その後イグナイター、バッテリーの交換して一時的には改善しましたが症状がまた発生しました。整備工場の方でコンプレッションやバルブクリアランス、タイミング、オルタネータの発電量などは点検していただき問題はないとの事でした。 何かほかに原因として考えられるところがあれば教えていただきたいです。 よろしくお願いいたします。
レギュレータも考えられるけど 燃料ポンプそのものはどうでしょうね。 街乗り領域ではポンプは低速駆動しているので ポンプの老化で燃料圧力ダウンは考えられることですけれど。 あと ポンプのレジスターが壊れると 負荷が軽い時にエンストするんだけど 止まらないと言うことだから まずは燃料圧力を疑うかな・・ クラセンは ひとつのユニットに2個入っているから 交換したならAssyでしょうね。 でもこれは タイミングベルトプーリーの奥にあるので エンジン降ろさないと交換難易度は高いでしょうから けっこう分解したはずですよね。
ありがとうございます インジェクター寸前の燃圧は確認していませんが、具体的にはプレッシャーレギュレータでしょうか? 不具合は4000回転以上では症状は出ません。またアクセルは多めに踏み込んだ場合(例えば全回での加速時)は症状は出ません。街乗りでゆっくりと走行している時に症状が出ます。 クランク角センサーの交換はエラーコードが入っていた聞いております。交換したのはフロント側クランクシャフトのクラック角センサーを交換してもらっています。
そこまで整備の手を入れたと言う事は エンジンを降ろしてかなり分解したんだと思いますが それで原因が発見できなかったと言う事でしょうけれど エンジン以外 燃料系統などは疑ったんでしょうか。 インジェクター寸前で 燃料圧力が適正なのかも調べたでしょうか。 4000rpm以上なら 普通に吹けていくんでしょうか。 クランクセンサーは 2系統あって どちらが故障してもエンジンチェックランプが点いて エラーコードが読めるはずですが 交換したと言う事はエラーコードが出たんでしょうか。 なかなか経験が無い症状だけど 原因として考えられる事が多数で 良いアドバイスが出来ないですねぇ。
久しぶりに雑誌に載りました。 先月 カー雑誌オプションの昔なじみの編集さんから電話があって チューニングカーが熱かった時代 平成初期に活躍したクルマと業者さんを紹介する本を作りたい とのことで 9月29日に取材に来てくれて 取材当日は 昔話などで盛り上がっちゃって夕方までワイワイやってました。 20年ちょっと前 チューニング業界も全盛期 我々もゼロヨンとエンジンチューンに没頭していた頃 デモカーの13BロータリーとSRエンジンはどちらも800馬力近辺を出力し ドラッグレースで勝ち上がって達成感はあったけど もうこれは 一般ユーザーのクルマとはかけ離れた世界になっていて ターボから離れたくて マイカーをNAのNSXにしたのが1999年。 だから2000年頃までは 私 頻繁にチューニング雑誌に出ていたりするんです。 T3TECを始めた時 雑誌屋さんからもお祝いをもらったりしたんだけど やはり NSXは紙面に載せて改造をアピールするクルマじゃあないし インターネットの発展と共に自分で情報発信できる時代になって チューニング雑誌とは縁が遠くなっていました。 数年ぶりに編集さんから携帯に電話があって 近況話しなどをしつつ 取材の日程を決めて29日にT3ファクトリーに来ていただいた次第。 で、出来たのがこの雑誌 「飛び出せ 平成ヒーローズ」 なんとベタなタイトルだ・・でも、狙いなんだろうねぇ。 20年ちょっと前 クルマの雑誌作りというのは クルマが好きでしかたないライターさんと クルマの撮影が分かっているカメラマンさんがコンビを組んで取材して 読ませる文章と魅せる写真で造り込んでいくプロの世界だった。 それが広告収入の減少と共にコスト削減が色濃くなってきて カメラマンさんが起用されなくなって ライターさんがコンデジで撮影したり こちらの訴えたいことが伝わらなかったり そこにインターネットの普及が重なって 本が売れなくなったんでしょう。 クルマ雑誌もだいぶ減ったと思います。 だけど今回の雑誌は 作り方も20年以上前に戻った感じで面白く作っている。 カラーと写真を多用してお金かかった作りだけど1200円。 すごく頑張ったのがよく見える。 我々目線では 懐かしいクルマと業者さんが写っている。 お。この業者さんまだ健在なんだ。とか。 T3TECは雑誌の割と最初の方に見開きで載せてもらっています。 私の名前 漢字が違うけど。。
コンビニでも売ってたみたいですが amazonなら自宅に届きますからね。 読者目線だとどこまで楽しめるかな・・と思う本だけど 我々業界に長くいる者が見ると そうだったよなぁ・・とか感慨深いです。 エンジン降ろしメンテナンスは NSXの駆動系を若返らせる重整備メニューです。 30年と10万キロも経年を重ねれば そりゃあ 新車時のフィールとは大きく変わってきているはずなんだけど 老朽化は徐々に徐々に進行していくから 気付かないんですよね。 すべての部品を交換するわけでは無いから 完全新車状態には戻らないけれど おそらく 新車から2〜3万キロくらいのイメージのところまでは戻せていると思います。 人間も同様に30年分くらい若返る方法があれば良いんですけどね。 でも まだまだ楽しんでいきましょう。 また奥日光へ行った時には寄らせてください。
こんにちは、先日は大変お世話になりました。 「飛び出せ 平成ヒーローズ」早速購入の申し込みをしました、 取材が29日とのこと、私が納車でお邪魔した翌日だったんですね 届くのが楽しみです エンジン降ろしメンテナンス、そしてヘッドOH 丁寧な作業ありがとうございました エンジン音、クラッチタッチ感 28年前の購入時はこうだったなあ 少しずつ、少しずつ 変化していたんだなあ と、改めて感じた次第 私自身、あの頃の40才前半に若返った気分です TYIZさん、今後とも末永くよろしくです。
いま、どう言うわけかT3ファクトリーはほぼ満車状態。 不動車の復活作業やエンジン降ろしメンテナンスなどの重整備が重なって そこに車検や軽整備が入ったので 一時的に満車です。 たぶん月末には解消すると思うけど 年内最後の満車状態かな。 長期欠品していた6速ミッションの部品が一部入荷してきて 3機ほど組立作業。 6速ミッションは現在20機近く注文をいただいているんですが 色々部品欠品で なかなか先が見えなくて不安だったんだけど 欠品していたミッションケースやシャフト ギア類がドサドサっと入荷してきて まだ、バックギアの欠品が続いているんだけど 3機ほど組める状態になったので とりあえず3機組立。 1台がOSの機械式LSD仕様で2台がRファイナル仕様 で、このうちR仕様を使ってAT→MT換装するNSXが広島から陸送で入庫。 このオーナーさん 去年の2月に注文をいただいて 今年の夏頃やっとミッションの部品が揃って T3ファクトリーの混雑もあったりしてやっと作業準備が整った次第です。 去年はミッション部品が欠品していて納期が見えなかったけど いまは MT換装に使う純正部品が色々欠品で納期が見えなかったりします。 10年くらい前なら 純正部品も潤沢に在庫があって 予算さえ許せばMT換装も6MT換装も短納期で対応できたけれど いまは純正部品が不安定で 費用は覚悟したんだけど作業が出来ない・・と言う状況で 今後この傾向は エンジン整備などに関してもすすんでいくんでしょうね T3TECではできるだけスムーズな作業を心がけたいけれど ヒーターユニットみたいに 次ロット作るはずがやっぱり絶版・・みたいな事が起きると 対応策が出来るまでの間 整備が出来ない期間が出来てしまいます。 なので 整備に必要な純正部品の在庫を確保して 絶版後に対応策を考える時間を得られる様にするしか無いんですよね。 そんなわけで大混雑のタイミングで申し訳ないけど 私 明日から日曜まで休暇を取ってます。 例のごとく北海道の友人を訪ねてくる予定。
貴社の部品在庫点数と在庫部品金額も相当な点数・金額と思います。 しかし T3C殿の安心整備には必要と強く感じます。 ー−−−− ホンダさん 電気化も良いですが 良い車への部品供給も考えて欲しいです。 *部品がなく 動かない・走らないNSXでは車ではないですね? 以上
豊泉さん こんばんは 91年NA1の5MTです 低速でハンドルを切る度に デフの辺りからガーガー音がします 周りに恥ずかしいぐらいの音です リフトで上げてギヤを入れた状態で タイヤを回すと 前後にかなり遊びがあるせいか 走っててチャカチャカとしゃくります 純正のLSDなのか社外品なのか 把握出来ていません 走行4万キロの中古で買った時から 症状はずっと続いていますが 年々酷くなってきました MTオイルは ワコーズの奴を入れてましたが 今日KSPさんのMTオイルを 入れてみましたが 症状は消えないままです。 これでオイルに原因が無いことは 分かりましたが どこが壊れていて 何の部品を交換したら 直るのでしょうか。 そして修理代は おいくらぐらいと思っとけば いいでしょうか 誰に聞いても分からず直らず かなり悩んでいます お忙しいところに申し訳ありませんが 教えて頂けませんでしょうか。
豊泉さん 分かりやすい説明 ありがとうございました… やはり普通では起こりにくい 症状みたいですね 了解しました! ご指摘頂いた通り 近々内部を分解して頂いて 原因を調べてみますね! お忙しいところ ありがとうございました。
LSDが社外品で競技志向のモノだったりすると チャタリングが大きい事はあるけれど ガーガー・・というのは少し違うかな。 機械式LSDだとしても アクセルオフで惰性走行くらいの条件では LSDは殆ど音を出さないと思いますけど。 T3仕様OS・LSDは ほとんどチャタリングを感じません なので これはもお ミッションを分解して内部を調べるしか無いですね。 費用は内部構成とダメージが分からないので簡単には読めません もし、機械式LSDだとして ファイナルギアを含めて純正戻ししようと思ったら 部品代で30〜40万円近辺でしょうか。 この部品代 数年前に比べたら1.5倍くらいに値上がりしました。 今後も値上がりは続くのと 部品欠品で入手困難になっていくと思います 長年悩むくらいなら 早々にミッション分解して治してしまった方が 気分良く運転できますよね。
お忙しい中恐れ入ります。ご教授いただきたく書き込みさせていただきます。 NA1(AT)の車検が時期が迫り、約1年ぶりにエンジンを掛けてみたところ エンジンは掛かったのですが、アイドリングが不安定で10〜30秒程度でエンストしてしまいます。水温計の温度が上がっても症状は変化なく、10〜30秒程度でエンストしてしまいます。アクセルを踏んで1,500〜2,0000rpmを維持させようとすると、一応できるのですが、アクセルから足を離すと10〜30秒程度でエンストしてしまいます。 バッテリーやオルタネーターの簡易チェック計では異常はありませんでした。 気になる点は、ガソリンタンクが満タンでない、はずなのに、燃料計の針の位置が満タンの位置で動かない点です。 ちなみにメーターは過去にT3TECさんでメーター修理していただき、その後ランプなど異常点灯等は治っていました。 どのような原因が考えられますでしょうか? ご教授いただけましたら幸いです、よろしくお願いします。
迅速なご回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます。個人で治すのは無理そうなので、速やかに業者さんに相談・依頼して点検・修理してみます。 ありがとうございました。
現車を見ないと判断できないけど 1気筒回っていないんじゃ無いでしょうか? だから アイドリングのトルクが無くて止まってしまうんじゃ無いかな。 メーターが正常で燃料計が満タンを示すのは タンク内部のレベルセンサーの故障が考えられるんだけど センサーが壊れると抵抗値は大きくなって 満タンにしても針がFまで上がらない現象は何度か経験しましたが 逆は無いんですよね。 まずは 6気筒きちんと爆発燃焼しているか? を、確認して 1気筒回っていないなら 点火なのか燃料なのかを切り分けて 燃料だとしたらインジェクターやフィルターなどを確認して 錆などがあったならタンク内部を疑って その原因を追っていく・・ 6気筒回っていて それでも止まってしまうなら アイドルエアバルブなどを疑っていく。 と言うプロセスになりますね。
さすがに去年辺りがピークで減っていくと思っていたメーター修理ですが まだまだ修理依頼は続いていて 重症患者が増えてきている傾向です。 そんな中 スピードメーターは動くけどオド&トリップが動かない・・という修理依頼。 それは珍しい NSXのメーター制御は エンジン回転数や車速のパルス信号をデジタル制御で距離計を動かして パルス信号を分岐して アナログ信号に変換してタコ&スピードメーターを動かすと言う方式。 アナログの方が複雑なことをやっていてコンデンサーを多用するから 部品故障も多いんだけど 積算計が動かないと言うのは珍しい。 まあ、タコ&スピードメーターが動くと言うことは パルスは基板のアナログ化回路まで入ってきているわけだし その先のステップモーター駆動回路に何か起きているんだろうから 故障診断と予想は難しくないだろうな。 と、思ってメーターAssyを送ってもらって検証機に繋いで動作を見ると なるほど、タコ&スピードメーターは動くけどオド&トリップが回転しない。 ホントだねぇ・・ どうなってるのか楽しみだねぇ。。と思いつつ分解。 すると ケースの中に水位線が出来ている・・ これって水没かぁ・・ だけど 完全に乾燥していて水は全く残っていない。 浸水が原因だとしたら オド&トリップのステップモーターが壊れてるのか? と思って別の基板で動作検証すると モーターは壊れていない。 と、なると基板側かぁ・・ とりあえず積算計駆動回路入り口のトランジスタを交換して通電してみると 交換したばかりのトランジスタが煙を出して焼けてしまった・・ ありゃあ・・もっと上流の回路に原因があるのか。 ショート原因を探し出して対処したところ オド&トリップは正常動作する様になってくれました。 実はそこ以外にも 浸水による電子部品の腐食などが激しかったので 問題が起きそうなところは出来るだけ部品交換して対処。 でも、さすがにここまで腐食進行していると 今後 どんなトラブルが発生するか分からないです・・と 依頼主には伝えて納品しました。 メーターだけでは無く 水没というのはクルマにとって致命的なことです。 台風などの自然災害でも 不幸なことに冠水水没したNSXはたくさん有ったと思うけど これを完全復活させるのは容易なことでは無いです。 アルミのボディそのものは大きな被害が無くても 電装部品にとって 浸水は大きなストレスになるわけで ハーネスやコネクター リレーや様々な電装品を 全て交換する勢いで考えないと 時間の経過と共に 普通ではあり得なかった様なトラブルが起きる可能性があります。 焼けたメーター また、燃えたメーターの修理依頼がありました。 走行中突然メーター奥から煙が出てメーターが焼けてしまった・・ 中古品で売ってもらえるメーターが無いだろうか・・ と言う相談だったんですが 中古はあるんだけど限りが有るわけで 出来れば現品を修理した方が 1台でも助けられるし良いことだから 燃えたメーターを送ってもらったんだけど これがまたけっこうなダメージ・・ 警告灯回路付近から出火するのは何台も見てきたけれど 今回のはかなりハードだ。 タコメーターの駆動回路も焼かれていて スピードメーター側の基板もかなり燃えている。 これをどう治すかというと まずは焼けた部品を基板から除去していく。 ススや焦げ付いた樹脂なども除去して磨き込む。 ガラスエポキシ基板の燃えてしまった部分は接着剤で補強。 プリントパターンの繋がっている部分と切れてしまった部分を把握していく。 部品を実装してハンダ付けして パターンが無いところはジャンパ線で繋いでいく。 メーターパネルを仮組みして信号を入れて動作確認 不具合があれば断線ヶ所やダメージが残っている部分を探して対処していく・・ 熱に弱いフィルムコンデンサなどが全滅しているから 怪しい部品は全て交換。 基板単体で無事動作確認して ケースなどは交換して組み立て完成させる。 これで貴重なメーターが1台助かりました。 それにしても 燃えた状態の写真を見返してみると 我ながらよくこれを治したなぁ・・ だけどね こういう案件は 技術屋として挑戦してみたくなるんだよね。 いまの俺はここまで出来る。という自信が得られる。 でも、今回の燃え方は手強かった・・ 実は意外なところが切れていたり熱影響を受けていたり なかなか治ってくれなかった。 メーター修理としては いままでで一番苦労したかも知れない。。
全 1108 件 ページ[ 前 | 最初 .. 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 .. 最後 | 次 ] 上へ