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さぁ?
これは私にも分かりません。
でも言えるのは
フレームに関して
30年を経過しても老化は感じられないと言うこと。
おそらくは
100年経っても普通に原形はとどめているんでしょう
なので「耐用年数」という意味では
ドライバーとしての人の寿命よりはずっと長いだろうから
考えても無駄でしょう。
それより
走行条件によるダメージ
衝突とか悪路走行とか
塩害とか
これは
どんな影響が起きているのかまだ分からないけど
大きな個体差になっていくと思う。
アルミボディとはいえ鉄部品は多数使われているわけで
ボルト類もみんな鉄だから
特に塩害などによる腐食は深刻で
鉄が腐食すると 接しているアルミもボロボロになってきます。
これは
あくまでボディフレームの話で
それより先に
人間が触れる部分の内装とか
電装部品 ハーネス コネクター ゴム部品などは
まったく
昭和の終わりの頃のクルマと同じだから
老朽化に伴う様々なトラブルが出ています
エンジン内部だって
高温のオイルに30年もさらされたゴム部品は
無事なはずは無いんです
ハブベアリングの中のグリスだって30年経ってます
これらにしっかり整備の手を入れているか
放置したまま走り続けるか?
これが
クルマとしての大きな個体差になってきています。
うちのお客さんでは
走行距離で30万キロを超えている方が何人もいますが
手入れが行き届いているNSXは
全く老化を感じません
もちろん
フレーム剛性が落ちているなんて全く感じない。
でも、ノーメンテで30年を大きく超えた車輌を
最近入手した・・という方のNSXの中には
こりゃあ大変だ・・と言う固体もあります。
要するに
いまの時代は
耐用年数を語るよりも
老化を追い越す勢いで整備の手を入れることでしょうね。
あと10年も経てば
整備したくたって部品が手に入らない時代が来るんだろうから。
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