こんにちは、TYIZです。
このたび
自分が幼少期から過ごした実家を解体しました。
うちの親父とお袋さんは
結婚後
古い借家住まいで武蔵村山市に住み始め
私が6歳の頃 昭和45年頃か。
この付近の地主さんから土地を借りて
そこに親父が家を建てた次第。
家の前が山で
日当たりは悪くて立地的に良い場所とは言えないけれど
子供の頃は
遊び場に困る事はなく
家の前の山を飛び回っていたっけ。
最近では
借地に家を建てるなんて
まず無い事だと思うけど
あの当時は こういったパターンは多かったそうです。
でも
何十年土地代を払っても自分の物にはならず
いつかは
ここを引き払って土地を返さなければと思っていたんだけど
親父はガンとしてここを動かず
どうにもならなかった。
一昨年 親父が他界して
実家の行く末を母親と弟と話し
「お前は家を買え!」と不動産屋を紹介して
昨年春頃に建て売りの家を買わせて
親父の一周忌が過ぎたら
実家を解体しようという計画にした。
親類に
解体業を紹介してくれる人がいて
2月の4日から作業に着手する依頼をして
実家に残った
膨大な荷物の分類を行った。
自分は
6歳から28くらいまでをここで過ごしたんだけど
探してみれば
まだまだ 俺の荷物もたくさんあった。
保育園の卒園アルバムとか懐かしい漫画とか。
屋根裏からは
子供が赤ん坊だった頃使った
籐の籠なんかもしまってあったし セブンのリアシートなんか出てきた。
全て持ち出すのは無理なので
膨大なゴミと共に業者に処分を依頼する。
この手の解体業者って
任せてしまえば
何でもやってくれるんですね。。
2月4日
オヤジがNOTEを入れていた狭い駐車スペースに4t車を強引に入れて
足場の材料などを運び込み
そのコンテナに
ゴミを全て積み込む。
翌日
2tトラック数回でゴミを全て運びだし
ガラスなどは粉々に砕いて運び出し
2月6日から
ユンボが入って
北側から家屋を壊し始める。
そりゃもう
作るときと違って遠慮は無いので
アームで柱をつかんでバリバリと壊していく・・
こりゃ
親父が見ていたらどう思ったかなぁ・・
西側のお隣さんに被害が無いよう
考えながら崩していくんだろうけど
2階の かつての自分の部屋の天井を地上から見上げるのは
なんとも複雑な気分だった。
家屋の解体は3日ほどで終わり
2月8日の晩に 仕事帰りに見に行ってみると
すでに家屋は無くなっていて
木材を除いた瓦礫が多量に積み上がる上にユンボが鎮座していた
休日を挟んで
基礎の撤去を行い
2月12日に工事は完了との事で
今朝 状況を見に行ってみたら
重機を搬出したところで更地に雪が積もっていた。
1週間ほどで
こうも見事に更地になってしまうんだな・・
形ある物はいつかは壊れる
その通りなんだけど
築40年ちょっと。
一般家屋の寿命とはそんなものかもしれない。
自分が若い頃は
40年なんて
遙か未来の事に思えたけど
振り返ってみると
ホントに40年も経ったんだな・・という感じだ
この家は
平屋で建てて
自分が高校の頃2階を増築したんだ。
幼少の頃は六畳間に2段ベッドを置いて弟と寝ていたっけ。
親父にしてみれば
自分が築いた城のような物だったんだろうけど
肝心の土地が自分の物じゃないんだから
いつかはこうなる運命だったんだよな。
そんなわけで
親父の死後 最大の懸念だった実家の件が一応完了
まだ
ゴタゴタはあるけど
あとはじっくり考えよう。
しかし
先月 売買が決まった旧友の家も
近い将来
こうやって解体されるんだろうな。
明日は
旧友の家の売買契約と登記の件で
姉貴と司法書士さんのところへ行く予定。
こっちも
やっと片付くんだけど
馴染みのある場所や家が無くなっていくのは
なんとも残念な事だけど
まあ、仕方が無い事だよな。
諸行無常ということだけど
長く生きていると
変化を見ることが増えてこれを実感するという事なのかな。
ジジイみたいだなぁ。
でもまあ
生きてる間は楽しんでいたいものだな。
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