2010年2月に中古で買った大判プリンターが故障した。。
先日
tsunoseさんが帰ってくるし
お店に貼ってある写真を変えようか・・
と、プリンターを起動したら
なにやら「ヘッドクリーニングせよ・・」とのエラーメッセージ。
イヤな予感はしつつ
指定の方法でクリーニングするんだけど改善しない。
ダメならヘッドを交換せよ。。
やっぱりそうなるのね・・
まあ、中古のプリンターだったし
2年間 それなりに楽しめたから良いんだけど
プリントヘッドは3万円ちょっと。
まあ、仕方ないか。。と思ってアマゾンに発注
ヘッドは一度外しちゃったので
供給部分が乾燥してトラブらないよう
新品ヘッドが届くまで故障したヘッドを付けておこう・・
と、キャリッジにセットしてリセットしたら
なにやら別のエラーが発生・・
パキン!パキン!と大きめなメカノイズが出てエラー・・
なんだなんだ?何かやっちゃったか?
と思って表示を見ると
長いエラーコードが表示・・
こりゃダメだ・・ナニかが起きてる・・
異物混入くらいで自分で治せるなら・・と思って
ケースを分解してみると
ヘッドにキャップする機構と
ワイパーする機構を動かしているユニットを構成しているギアが欠けてる・・・
さすがに部品が無いと手が出ない・・と
仕方なくキヤノンにTEL。
エラーコードから
パージユニットの故障だと分かり
部品を手配してもらって
昨日 サービスの方が来てくれました。
どうせまた分解するんだろうから
筐体はけっこうバラバラにしたままだったので
サービスの方は見た途端絶句(笑)
「あの・・自分で分解すると修理&保証対象外なんですけど・・」と
ごもっともなことを言われる。
ヘッドは定位置に来ていなかったので
この状態でどのくらいの時間が経っているのかとか
状況を聞かれ
まあ、やってみましょう・・と
パージユニットを交換。
整備のお兄ちゃんは
日頃
コピー機やレーザープリンターの整備がほとんどで
大判インクジェットプリンターの修理は少ないとのこと。
ただ
サービスマンは
各機種ごとにライセンス制になっているので
依頼があった場合 該当機種の分解整備ライセンスを持った人が来るんだそうだ。
まあ、そりゃそうなのかもしれないな。
パージユニットって何なのかと思ったら
プリントヘッドが停止する定位置に存在して
ヘッドが乾燥しないようにキャップしたり
噴射する表面をゴムワイパーで拭いたり
ヘッドクリーニングのため
タンクからインクを引いてくるバキュームポンプがあったり
プリンター内部で
ヘッドのメンテナンスを行っているユニットなんだな。
チューブとローラーを使ったポンプと
複雑なカム機構が組み込まれていて
モーター内蔵のボックス型ユニット。
フェルトみたいなインク吸収体なども入っていて
このユニット自体も消耗品なんだそうだ。
いくらするのかな・・と思ったら2万円弱。
ああ・・ヘッドよりは安いのか。。
でも、出張修理と部品代で5万円くらい。
この手のプリンターでは
保守契約しているところがほとんどで
自腹での修理依頼や
まして、個人での依頼は希だそうだ(笑)
まあ、そうだよね。
普通 個人でA1ロールのプリンター使わないもんね。
不調発生から放置時間が有ったし
分解状態からの修理だったから
サービスの担当さんも不安でイヤな仕事だったろうけど
パージユニットとヘッドを交換し
iPF610は復活しました。
このタイプの大判インクジェットプリンターでは
ヘッドとパージユニットが主な消耗品なので
この2点を交換すれば
当分は性能が維持できるらしい。
まあ、個人の使用頻度だからね
飽きるくらい持つと思いたい。
それにしても
中古6.5万円で買ったプリンターに
2年目で修理費が8万円超えちゃったぜ・・
それでもまあ
気軽に大判プリントが楽しめるから
どうしても手元に1台欲しいんだよね。。
サービスの方曰く
「この手のプリンターの中古品はお勧めできませんよ・・」
とのことだったけど
それでも
使用頻度を考えると新品は手が出しにくいんだよねぇ。
ちなみに
素人が自分で分解して治せなくなったプリンターを
修理してくれと言われた場合
かなりの確立で治らないそうだ・・
分解ミスで基板を壊していたり
余計なトラブルを増やしていることが多々あるそうで
今回も
バラバラ状態に絶句だったんだけど
まあ、こっちも技術屋さんみたいだし
大丈夫かな・・と思って修理受付してくれたんだとか。
次回からは
エラーコードが出たら素直にメーカーに電話しよう。。
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