無事オーナーの元に戻ったbunbun号は
T3TECでは色々整備作業などを行って
すっかり快調になって山口に戻った様です。
以前紹介したけどbunbun号は
ずいぶん前に
初期型NA1ベースに6MTやC32B換装を行って
構造変更を行う前にオーナーの手元を離れて行方知れずになり
昨年
縁があって再び元のオーナーの元に戻ったという
非常に希なケースでした。
今回T3ファクトリーで行ったのは
長年放置状態だったエンジンや駆動系の大整備
それに
今度こそ改造申請の構造変更の手続きを行う計画。
エンジンを降ろして単体で整備を行い
ミッションはLSDを現行型の仕様に変更
そしてV・Proのセッティングを
ダイナパック使って最新仕様で行う。
C32B換装でE−NA1改にするため
構造変更の手続きを行う。
ただ、構造変更に関しては
本来 管轄の陸事で行う必要があるわけで
さすがに山口まで行くのは大変すぎるな・・ということで
裏技的方法で
山口から陸送でT3TECに入庫したところでナンバーを外し
車検証と共にbunbunさんに送り
地元の陸事で一時抹消する。
抹消登録の書類をT3TECに送ってもらって
八王子の陸事で構造変更の書類申請を行って
書類審査が終わった頃
整備完了したNSXを八王子陸事に持ち込んで
構造変更を含む予備検査を行って
型式:E−NA1改 原動機:C32B になった予備検査証を取得。
その間
bunbunさんは地元 山口の陸事で希望ナンバーを申請しておいて
一連の作業が終わったあと
NSXは陸送でT3TECを出て山口へ運ばれてオーナーの元に到着し
抹消登録の書類と予備検査証を持って陸事に出向き
希望ナンバーで登録。
完了すれば
C32B換装のE−NA1改になる。
これが一連の流れと計画でした。
NA1のC32B換装による構造変更申請は
10年以上前にTYIZ号で確立して
以後 多くのお客さんの構造変更を行ってきましたが
自動車の改造申請は
管轄の陸事
つまりは現車のナンバーを管轄している陸事で行う必要があり
新潟くらいまでは構造変更&車検で日帰りで行ってきたけど
あまりに遠いと
遠征の費用を考えると悩ましくなるわけで
大阪の「かんたろう」さんのC32B構造変更の時
一度抹消登録してナンバーを返納して
無登録状態でこちらの陸事で構造変更と予備検査を行って
再び大阪で登録する・・
と言う手法で構造変更するのが確実だと分かった次第。
今回はもっと遠い山口県だから
もし、我々が現地の陸事まで出向いて
何らかの問題でNGになったら
またT3ファクトリーに戻って追加作業して再び山口へ・・では
悲惨すぎるので
一時抹消して八王子で構造変更して山口で登録
と言う流れにしました。
希望ナンバー申請してから登録まで有効期限があるから
今回はちょっと際どかったけど
無事登録できたようで良かったです。
そんなわけでbunbunさん
お待たせしましたが
間に合ったようで良かったです。
また
イベントで会いましょう。
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