こんにちは、TYIZです
一昨日は予定通り
山野ハンドリングクラブに参加してきました。
今回の主目的はTYIZ号に組んだサーキットバージョン車高調の検証
それと
デモカーのS660にHKSのタービンキットを組んだので
パワーアップしているので更に津久井さんの練習。
先日も紹介したけど
TYIZ号に組んだサーキットVer車高調は
バネレートは前後とも12キロで
ショックアブソーバーは全長調整式で減衰力調整式
減衰力はロッド先端に六角レンチ入れて回すタイプで
右回りで締め切ったところが最強で5回転戻しくらいまでの間
減衰力が弱くなる方向に変化してくる構造
サスペンションキットを組み込んで車高をおよそ合わせて
減衰力3回転戻しくらいの設定で一般道と高速を走り回ってみると
これが、予想以上に乗りやすい。
伸び側のストロークが短いから大きなギャップでは分からないけど
タイヤが穴に落ちる様な悪路走行は想定していないので。
減衰力を上げて調整しつつ
モテギの南コースで思い切り走り回ってみると
これがまた実に具合が良くて
オーバースピードで流れても抑え込むのが楽だし
実にコントローラブルでクルマの動きの先が読めるから
まるで自分が運転上手くなったと錯覚するくらい。
エンジンも低速トルクが効いててパワフルで
軽量ディスクのクラッチはギアチェンジが素早く出来てパシパシ繋がるし
LSDもクセが無くて だけど確実に前に進むし
いや、すごく楽しい。
欲を言えば車輌を50キロくらい軽量化できれば
流れてる時の慣性がもう少し減ってくれると思うし
リアのバネレートはもう少し上げても良いかな・・とも思うけど
実際のサーキットではこのくらいのレートの方が
扱いやすくて良いんじゃ無いかなぁ・・と思う
そんなわけでおよそ自分で動作と特性が分かったところで
インストラクターの山野哲也氏に運転してもらって私は助手席に。
走り出す前に何度もクラッチ踏んで何やらチェックしてるみたいだから
エンジンや駆動系に関して何か評価でももらえるかな・・
と思いつつコースへ向かい全開加速!
高速域から左に急ハンドルとハードブレーキ!(と、俺には思える)
俺がこれを真似するとどうしたって流れて暴れるのに
山野氏が運転するとクルマが「ギュン!」と曲がるんだから不思議なんだよなぁ
単にステアリング回すだけじゃ無くて
高感度の体感センサーで様々な操作をしているんだろうけど
とてもじゃないけど同じことは出来ない。。
ハンドリングを確かめる様にいくつか無言でコーナーを抜けた後に
「これ、ダンパーが素晴らしいねぇ!」と意外にもショックが高評価。
1周して戻ったときのコメントは
「タイヤ、車高の選択とアライメントなど足回りが全て上手くいっている
これは素晴らしくゴキゲン!」とのことでした。
おお。。やっぱり?
我ながら今回の足回りは上手く出来たと思ったんだよなぁ。
エンジンを含めた駆動系の方が普通じゃないと言ってもらえるかと思ったんだけど
TYIZ号自慢の駆動系より足回りの方が印象深かったみたい。
まあ、今回はサーキットバージョン車高調の実験と検証だから
山野氏に高評価してもらったのはすごく良かったと思う。
(ちなみに
私がクルマ関係の業者だとは話してないんです)
その後も
コース逆回りと午後の走行でもじっくり走り回って
自分でもいろいろ試してみたんだけど
完全競技仕様じゃなくて走行会を楽しめる仕様としては
今回のサスペンション設定はすごく上手く行ったと思う。
全長調整式のショックって
調整に伴ってショックの長さが変わっちゃうモノだから
バンプラバーの長さを決めかねていて
今回はどこまでストロークしてもバンプタッチはしない設定のままで
ストローク範囲をバネとショックの動作だけで収めていたんだけど
ゼブラも縁石も無いモテギの南コースでは
終始上手く動いてくれていた。
モテギの南コースには
逆回りするときに割と大きな路面のウネリがあって
全開加速しながらここを通過すると
一瞬後輪がホイルスピンするくらいクルマが浮くんだけど
着地した瞬間姿勢が乱れずドン!と前に出るから
ここを通過するのが楽しいくらいに安定している。
ストリートバージョンの車高調の時は
ここを全開加速すると着地した直後に振られるから
TYIZ号のパワーだと怖くてアクセル抜いていたんだけど
今回は全然怖くなくてむしろ楽しかった。
今回の調整でだいたい良いところが見つかったので
ゼブラを踏むことがあるだろうサーキット走行を想定して
バンプラバーの長さを再設定して寸法関連は確定で
あとは
ユーザーの好みに応じてスプリングレートを選択する方法で
この
サーキットバージョン車高調は受注製作にしていこうと思います。
モテギを出るときには
来るとき同様ショックの減衰力を緩めて一般道と高速を走って帰路につく。
うん、バネレートが12キロもある割には終始穏やかだし
高速の段差くらいなら
クルマが持ち上がって下がるときも
ズシッと一度で動きが収まるので目線がぶれずに快適。
だけど
ストリートバージョンのT3車高調だったら
その程度の段差ならサスペンション動作で吸収してしまうから
クルマ自体がそれほど上下に動かずに車内はもっと快適なので
やっぱり
サスペンションキットは
ストリートバージョンとサーキットバージョンで
分けて行く必要があると思うわけですね。
私はもうしばらくサーキットバージョンを組んだ状態でいろいろ試して
一段落したらツーリングが快適な
ストリートバージョンに戻そうと思ってます。
(また、ヤマハンに来るときは組み替えます)
今年は自走で北海道ツーリングに行きたいと思っているんだけど
果たしてどうかな。
で、ついでにS660で参加の津久井さんの状況
タービン交換して100馬力オーバーになっている状態なので
そりゃあ直線加速は断然向上。
山野氏に
「タービン交換してきました!」と伝えて助手席体験してみたところ
「いいねぇ やっぱりタービン交換するとパワーが出るよね!」と全開走行
1コーナーに入る車速がいままでより格段に上がったから
「ヤバい!怖い!!」と思ったそうだ。
でも
これで津久井さんは5回目の参加になるのかな
外で見ていても着実に上手くなっている。
今年もサーキット走りまくるつもりらしい。
|