こんにちは、TYIZです
T3TECは
明日13日から16日まで盆休みです。
慌ただしかった年明けから気付けば夏真っ盛り
今年もあっという間に過ぎてしまうのかなぁ・・と思うこの頃。。
私が担当していた
休み前の追い込み作業で
6速ミッションのOHとメーター修理5台くらいとパワステ修理が数台。
NSXのミッションは
5速もケースが変わったり仕様変更があるんだけど
6速ミッションは
NA2のデビュー当時の初期型は
1.2.3.4速はダブルシンクロで5.6速はシングルシンクロだったけど
LEV仕様から
1〜6速まで全てダブルシンクロになりました。
何故最初からフルダブルシンクロにしなかったのか疑問なくらい
5.6速に関して後期のダブルシンクロ仕様の方がギアの入りが軽いんです。
これは
TYIZ号にC32Bと6MTを中古入手して換装して
後にOHした時に仕様変更してみたら
4→5と5→6のシフトアップがすごく軽くて
コストはかかるけど
分解したなら絶対フルダブルシンクロにした方が良いな!
と思った次第で
初期型6速ミッションをOHする場合は
みんな後期仕様に変更してフルダブルシンクロにしちゃいます。
メーター修理はここ最近毎月10個くらい治して
警告灯問題とスピードやタコメーターの不動など
今のところ全勝です。
部品入手などで不安要素はあるんだけど
年内にはもうワンステップ技術レベルを上げたいと思っています。
パワステラックの分解整備依頼も多く
操舵にガタが出る問題の修理は以前から行っていますが
最近になって
トルクセンサーの修理を受け入れ開始しました。
トルクセンサー基板の交換によるパワステ修理は
去年確立していたんだけど
なにしろトラブルが起きてはいけないから
ずっと動作検証を行っていて
大丈夫だな。という段階になった次第。
トルクセンサーの故障は
パワステラックに取りつけられている
インターフェース基板に実装されている部品が壊れることで発生します。
これの部品交換は非常に困難なため
インターフェース基板をオリジナルで作ることで対処したわけですが
この基板を交換するのもまた難易度が高いため
あらかじめ
基板交換したインターフェースユニットを仕立てておいて
故障したパワステラックのユニットと交換する方式にしました。
基板交換&ウレタン充填するユニットを仕立てておくのは大変なんだけど
パワステラックからユニットを外して交換するのは
それほど苦労せず作業ができます
今回のパワステラックは
操舵に大きなガタは出ていて
さらにトルクセンサーまで故障してしまった事例で
普通なら
新品交換しか方法が無いんだけど
ラックのOH&トルクセンサー交換で復活が可能になりました。
難易度が高い修理だからそれなりに費用はかかるんだけど
新品を買うのに比べれば断然安価に復活できます。
今後
このてのリペア技術ももっと需要が出てくるかと思いますね。
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