NSXの左リア ドライブシャフトとハブを固定しているスピンドルナットですが
これはなぜか
以前に比べて緩みやすくなりました。
このナットの締め付けトルクは33.5キロなんですが
指定トルクで締めて
さらに緩み止めのためドライブシャフトの溝に対してポンチでカシメるんだけど
適正値で作業を行っても
サーキットを走り回ったりすると
左リアのナットが緩んできます。
驚いたことに
カシメてあるのに乗り越えてナットが緩んでくる。
これはここ数年で何台か発生しました。
私のNSXでも
ハブ&ベアリング交換後に
山野ハンドリングとジムカーナ場でドリフト練習やったら
左リアのナットの緩みが見つかって
早期発見だったから締め直して問題回避しました。
この現象
10年以上前は経験が無かったです。
と、なると
ナットの素材とか表面処理でも変わったのか・・
作業ミスでは無く発生する現象として認識されたので
以後
ネジロック剤を併用しつつオーバートルクで締めることで
問題の発生を抑え込んでいます。
ハブベアリングは
玉軸受けが2個組み合わせになっていて
インナーレースを密着まで締め付けることで
タイヤからのラジアルとスラスト力に対する剛性を得ているので
インナーレースが緩んだ状態で走行すると
ベアリングには非常に大きなストレスがかかって早期に破損します(ガタが出ます)
インナーレースの寸法はメーカーで製作時にキッチリ作られているから
ナットを締めて密着後 締めすぎても回転が重くなることはありません。
つまりは
緩んだ状態での使用はダメージが大きいわけで
緩まない方法を模索するしか無いんです。
サーキットでのアライメントは
ドライバーの好みが大きく影響しますね。
これは
私も的確なデータを持ち合わせていません。
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