朝 カーテンの隙間から差し込む日差しで目覚める。
おお・・天気は良いみたいだ これも日頃の行いが良いからかな。。
とか考えながら起き出してみて表を見ると
不自然な南風が吹いている・・
すぐに2階のリビングに上がって海岸方面を見てみると
流氷は遙か彼方に流されて 青い海が広がっているのが見える・・・
「なんてこったい! これも日頃行いが悪いからか??」と思いつつも
斜里の海岸は流氷が離れたけど ウトロまで行けば大丈夫だろうと思い
今日は予定通り知床方面に行ってみることにする。
外はまだまだ氷点下なので
LAV4のエンジンをかけて暖機したまま
朝食を食べて出発準備をする。
宿のオーナーに見送られて風景画を後にする。
ホント、この宿は居心地が良い
是非また訪ねよう。
清里を出発し
国道に出て知床方面に走ると程なくオシンコシンの滝に到着。
いつもなら観光バスと人があふれているんだけど
今回はガラガラ。
不思議に思って 道路工事の交通整理をやっている人に聞いてみたら、
「これからウヨウヨ来るんですよ・・
観光バスのオバちゃんは
クルマが来るのに平気で道路を渡るから危なくて仕方ない・・」
とぼいていた。
なるほどね。どこでも同じだねぇ。
オシンコシンを過ぎて 知床五湖方面に行けるだけ行ってみる。
岩尾別ユースホステルまでは除雪されていて通行できるけど
その先は冬期通行止めだった。
でも、天気は良くてその周辺から眺める知床連山は素晴らしい眺め。
その後
知床観光センターまで戻り
ちょっと早めのお昼。シ−フードカレーを食べる。当然美味くない。。
で
帰りの飛行機は夜8時過ぎで時間もたっぷりあるので
フレペの滝へ行くことにする。
距離的には往復2キロなのでそれほど遠くないんだけど
かなり深い雪道なので夏場よりは大変。
滝まで歩く人は
ミニスキーとかカンジキみたいなヤツを履いている。
でも、そこまで必要なの?? と思って俺はスノーシューズで歩き始める。
散策路の路面は
スキー場くらいの感じで歩きやすいんだけど
積雪はかなり深いだろうから
人が歩かない部分はズボッとヒザくらいまで潜っちゃう。
気温は氷点下だと思うけど
無風で快晴なので歩いていて日差しの当たる背中が暑いくらいだ。
フレペの滝展望台まで到着し
断崖絶壁の先に広がるオホーツク海を見れば
水平線まで続く 一面の流氷! いや、これは絶景です。
まさにこれが見たくて知床まで来たんだよねぇ。
そこからもう少し歩いてみたんだけど
人の歩いた跡が少ないところは雪が締まっていないので
スノーシューズでは進めそうもない。
まあ、とりあえず満足なのでフレペの滝を後にして観光センターまで戻った。
その後
観光センターの駐車場で休んでいたら
突然携帯が鳴って 誰だろう?? と思ったら
HKSの営業さんからで
「豊泉さんお休みのところすみません いま電話良いですか?」
「いや、いま知床です。。大丈夫です。。」
「は? まさかNSXで??」
「いやいやまさか・・飛行機&レンタカーです」
「相変わらずですねぇ
実は、U12のSR20DETエンジンのヘッドガスケットに関してなんですが・・」
「ああ、RNN14用が流用できますけど・・」なんて言う会話だった。
観光センター駐車場で一休みして
途中寄り道しつつ女満別空港へ向かうことにする。
小清水のあたりで日が落ちて最後の夕日を眺めてから
空港へ急ぐ。
日が落ちると気温はどんどん下がり
雪解けでグチャグチャだった路面は途端にアイスバーンに変わり
信号停車などで頻繁にABSが効くようになる。
空港には余裕で到着して
レンタカーを返し
出発ロビーで時間をつぶして帰路につきました。
今回の北海道旅行は2泊3日。
いままでで一番短い北海道旅行だったけど
いやいや色々あって楽しかった。
クルマで走ったのは600キロくらいだけど
その分人間は慣れない雪道を良く歩いたみたいで足が痛い。
なんだか冬の北海道の旅は気に入ってしまった。
是非また厳寒の北海道をツーリングしてみたいですねぇ。
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