こんにちは、TYIZです
しばらく前に
かみさんが、「テレビで群馬のこんにゃくパークを見たわ!
バイキングよ!食べ放題よ!行ってみよう!」
と、言うので調べてみたら
上信越道甘楽の先 富岡ICで降りてすぐらしいので
昨日行ってきました。
Webで下調べしていったんだけど
予想以上に大きなスケールでちょっと驚いた。
この施設は
こんにゃくを作っているヨコオデイリーフーズという会社が
自社の工場と即売所などをテーマパークみたいに作ったところで
少し小さいけど
札幌石屋製菓の白い恋人 チョコレートミュージアムみたいな感じ。
到着し
まずは受付して工場見学コースに入ると
こんにゃく芋からこんにゃくが出来るまでの生産ラインを眺めることが出来る。
食品の製造ライン設計していた自分としては
これはけっこう見応えがあって面白かった。。
で、お目当てのこんにゃくバイキングは
トレイをもって
色々な創作こんにゃく料理を無料で食べられるというモノで
欲張って色々のせてテーブルでいただく。
まあ、面白いけど
一番無難だったのは普通の味噌田楽かなぁ。
ラーメンとか
スープは確かにラーメンだけど
麺がコムギじゃ無いというのはやっぱりねぇ・・
で、これは当然撒き餌イベントというヤツで
凄まじい広さのお土産コーナーがあって
案の定 かみさんはこんにゃくゼリーその他色々買い込んで
こんにゃくは重いわ・・と紙袋を下げてきた。。
屋外にも
足湯があったりフードコートがあったり
これはかなり楽しめる施設でしたね。
で、ここまで来たんだから
一度行ってみたかった富岡製糸場へ向かう。
こんにゃくパークから15分ほどの距離。
2年ほど前に世界遺産登録された富岡製糸場だけど
ここの価値は
フランス人設計による建物そのものにあるらしいですね。
ガイドツアーを申し込んで
イヤホンでガイドさんの説明を聞きつつ歩き回る。
トラス組の屋根もレンガ造りの壁も素晴らしいけど
繭から自動で糸を繰り出す
繰糸機という機械のラインが素晴らしい。
昭和40年頃に導入した当時最新の機械で
なんと、研究はプリンス その後日産と合併して日産自動車が作ったラインだそうだ。
開業当初は
蒸気エンジンを使った動力で女工さんがたくさん並んで手作業で糸を紡いでいたんだけど
後に機械化されて
煮た繭から自動で糸を繰り出す様になったそうだ。
工場の中で
開業当初の手作業を実演しているオバちゃんがいたので見ていたけど
5個の繭から糸を導き出して1本にまとめ
背後のリールが巻き取っていく。
当時の繭1個から800メートルくらい糸が取れるそうで
10分未満くらいで繭が無くなるので
次の繭を追加して4本になった糸に1本追加して5本を維持する。
どうやって繋ぐのかと思ったら
4本が引き出されているところに糸1本を放り込んでやると
勝手に巻き込まれて束になるそうで
タンパク質の特性だとか。
それにしても
コンピュータもサーボモーターも無かった時代に
フルメカニカルドライブでこの繊細な作業を自動化していたのがホントに素晴らしいと思う。
こんにゃくパークでゆっくり遊んじゃったから
富岡製糸場は急ぎ足になっちゃったけど
あらためて
じっくりと見学してみたいと思った。
でも、白川の合掌集落もそうだけど
横目で眺めながら素通りしてしまえば
全然感動も無いし印象も浅いと思う。
やっぱり
作った人を想い 昔を想いつつ疑問を感じつつ歩いてみないと
価値が分からないものなんだろうなぁ。
|