ひたすらじっくりと仕上げてきたHNU14のエンジンがかかった。
F・Con/V-Proのデータをまだ作っていないので
とりあえず ノーマルCPでエアフロを仮付けして
油圧が回るまでCPを接続せずセルを回してクランキング。
オイルが回った頃 CP接続してセルを回す
ものすごい黒煙と共になんとか始動。
ノーマルCP+550ccインジェクターではかなり濃いはずだ。
ニスモの調整式フュエルプレッシャーレギュレータが付いているので
燃圧を思いっきり下げる。
すると噴射量が減るのできれいにアイドリングをはじめる。
ラッシュの音がはげしかったが 油圧安定と共に消えてゆく。
SRエンジン初始動の儀式みたい。
不安だった カムとワンオフエンジンマウントによるボディ振動は
ほとんど気にならない。
室内も十分ファミリーカー出来るレベルだ。
唯一マフラーの音だけがブルーバードじゃあないけれど。
HKSのGT-R用φ80ストレートサイレンサーを使っているので
それなりに自己主張している。
でもまあ、今までのHNU12に比べてもすごく大きいほどではない。
車検はまったく問題ないだろう。触媒付きだし。
それにしても アクセルレスポンスが素晴らしい。
OSツインの軽量フライホイルと
ノーマルよりも圧縮を上げたエンジンの相乗効果だな。
アクセルをトン! と叩いた瞬間の回転の跳ね上がりは
まるっきりノーマルSR20DETの面影はない。
私はこういうフィーリングが大好きなんだけど、
一般的にはあまりお目にかかれない
ブーストをかけるため圧縮を落とすと エンジンの反応は眠くなる。
でも、経験的に
このくらいの圧縮アップでブースト1.5位はまったく問題ないはず。
なにせデモカーのS14はもっとハイコンプで
ドラガスでブースト2.5 ハイオクで1.5はかけていたから。
さらに特注OSツイン!
超扱いやすい! 踏力は軽いし ジャダーは今のところ皆無。
半クラッチはメタルなのでせまいけど 誰でも乗れる。
これも絶品だ。
大きなトラブルもなく順調な仕上がり。
配線類のまとめ等を行って F・Con/V-Proのデータを作ったら
一度納車してナラシだな。
それにしても 手をかけたクルマが動き出すと嬉しいな。
今回はデモカーよりも手をかけたので また特別だな。
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