NSX用のOSツインプレートクラッチの標準品は
ディスク直径の大きいCタイプをセンターハブ方式で使う。
大馬力に対するメリットは大きい反面
それほどのパワーがない場合はオーバースペック。
またまた私のわがままで
直径の小さいディスクを使った Bタイプツインクラッチを作ってもらいました。
このサイズはRX−7やシルビアに使われる標準サイズで
ターボ車に比べればトルクの低いNSXに使っても 大丈夫なんじゃないかな?
と言うのがテスト開始の理由でした。
ディスクの直径が小さい事によるメリットは大きく、
シンクロ容量の大きい6速ミッションとの組み合わせでは
格段に素早いシフトチェンジが可能になりました。
平成15年6月現在 まだテスト中です。
一度メーカーに送りOHチェックしたときの写真。
雑誌のテストでゼロヨンタイム計測を行ったため
変化をチェック。
発熱のためプレッシャープレートに変色が見えるけれど
ディスク類には問題なし。
センターハブを使わないソリッドディスク仕様で、
カバーは圧着力690s
クラッチペダル踏力は確実にHONDA純正よりも軽い。
それでいて
まったく滑りは発生していないため
ほぼ完成の領域だと思われます。
このクラッチが市販される可能性は少ないのですが
たいへん大きなメリットがあるため
限定でKSPからはリリースできそうです。
テスト時の車輌スペックは
C32B+6速 4.4ファイナル&LSD
車輌の軽量化はほとんど無し。
ゼロヨンタイムは通常路面Sタイヤで12秒6
かなりの快速仕様です。