それは KSPリニューアルオープン2周年フェア直前に起こった。
新人メカニック佐々木がレースカーのシルビアを移動していて NSXのフロントバンパーにこすった。
最初は赤いペイントがバッチリ付いていてビビったけど
落としてみると かすり傷だ。
でも 塗装が数カ所はがれているので 塗ることにした。
そのついでにやってみたかった作業
レインフォースの軽量化とType-R用補強バーの取り付け フォグランプ取り外し
をおこなった。
だからリアバンパーも脱着して作業。
これが傷。
もともとグレー系のカイザーシルバーで バンパーの下地もグレーなので
昼間は思ったほど目立たなかった。
まずはウィンカーとフォグを外す
NSXのバンパーは取り付けねじが多く ちょっと面倒
外れたフロントバンパー これこのまま板金工場へ。
バンパーの無い状態のフロント
フロントはバンパーの中にウォッシャータンクが仕込まれていて
補強やらなにやらでものすごく重い
リアも同様に外す
フロントに比べて リアの取り外しはすごく簡単。
これがフロントのレインフォース
重いには重いけど 実はこれ以外にもいろいろバンパーには付いている
とりあえず プラズマカッターで切っていく
ハンマーでたたくとパリパリ外れる
この後穴の修正と錆止め塗装して終了
今回肉抜きした鉄板
うーん 5キロくらいかなあ。
塗装中のバンパーフェイス
フロントバンパーは2分割なので 上側だけ塗装することにした。
Type-R用補強バー取り付け
Type-Rはフロントに補強バーが2本入っています
一本はフレーム下面の左右コンプライアンスピボットを繋ぐバーで
これは比較的簡単に付けられる
もう一本はバンパーを外さないと付けられない
良い機会なので付けてみることにする。
まずはサイドのブラケット
これはこのままだと干渉してピッタリ合わないのでフライスで加工した。
加工したブラケット
この後錆止め塗装しておく
ブラケットをフロントタイダウンフックとボルトで共締めする
それでも補強バーの寸法が数ミリ合わないので
長穴に加工する
ブラケットとバーを取り付ける
おそらくType-Rは車輌側のブラケット寸歩が違うのではないかと思われる
本当はこのタイダウンフックごとType-Rに変えればボルトオンなんだろうけど、
流用の際には加工が必要だった。
ちなみにこのタイダウンフックは輸送中の車輌固定用だそうです
というわけで 取り付け完了
フロントのダクトを取り付ける
このダクトと 補強バー&ブラケットが干渉するため
現合わせでダクトを加工する
走行風が逃げないように考えて 最小限の加工で逃がす
これもおそらくはType-R用を使えば加工いらないんでしょうね。
肉抜き加工したリアのレインフォース
リアも元通り組み立てて完成
今回の作業は
軽量化点ではそれほど効果は無かった。
レインフォースはもっと重いのかと思ったら
それ以外のバンパーに付いている補強やその他諸々が積み重なって重くなっている。
Type-Rはアルミ製レインフォースだけど、
おそらくトータル重量で考えると ここで大幅な軽量化はされていないと思う。
おまけに2本の補強バーは意外に重くて(ブラケットが鉄製)、
トータルではかなり相殺されてしまうんではないだろうか?という感じだ。
全ての補強を外してしまえばかなりの軽量化になると思うけど
NSXのレインフォースをはじめ各補強は実に考えられている。
正面&角面からの衝撃は各レインフォースが壊れることで緩和され
フレームへの影響を最小限に押さえようと考えられているようだ。
私はまだ大事に乗りたいので
万が一を考えると思い切ったことは出来なかった。
フォグランプと肉抜きその他で10s未満だと思われる。
うーん 思い切りが足りないかな・・・