今回はお客さんに依頼されて
NA2用の触媒ストレートパイプを製作しました。このNSXはType-S。
NA1用のバックヤードマフラーが装着されていて、
NA1用マフラーをNA2に取り付けるため 触媒にアダプターが付いていました
今回 このアダプターを加工して触媒ストレートを製作しました。
NSXは横置きエンジンであるため エンジンの揺れにより
マフラーにはストレスがかかりやすく、
NA1はステンレスのフレキシブル(ジャバラ)が入っていますが
NA2は前後バンクとも触媒フランジ2カ所がユニバーサルになっていて
揺動方向の逃げが確保されています
今回触媒が無くなるため ユニバーサルフランジが片側になってしまうため
ステンレス製フレキシブルを各バンクに入れました。
また 本当は配管口径は300PS近辺であれば
φ50を2本で十分なのですが マフラーがφ60であったため
今回はφ60で製作しました。
これが来店時の状態
マフラーはバックヤードの車検対応品
これはNA1用であるため NA2の触媒に合わせるため
触媒出口からマフラーフランジまで曲がったパイプが取り付けられている
あまり出来が良くないようで、触媒が曲がって取り付けられている。
先ずは、触媒とアダプターパイプを外す
今回は このアダプターパイプを分解して利用しました
アダプターパイプを切断分解してフランジとパイプに分ける
今回用意したステンレスフレキシブルパイプと
φ60−90°&45°ステンレスパイプ
現車あわせでパイプとフレキシブルを位置決めして
必要長さにパイプを切断。
フレキシブルとパイプをTIGで溶接
ちなみに 作業しているのは私です。
先ずはパイプとフレキシブルを組み合わせる。
現車あわせで位置決めして
フランジとステーを溶接して完成。
取り付け状態
スタビ、ボディ各部分と干渉がないか確認して完了。
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