外板を後期ルックに交換!

NSXはLA-NA2になってそれまでのリトラクタブルヘッドライトから
固定ライトを採用するいわゆる後期顔に変わりました
同時にサイドステップ形状、リアバンパーなども変更になっているのですが
やはり大きな変更はフロントです。
基本的にフレームは同一であるため移植は可能なんだけど
一部板金が必要です



ノーマル状態 これはノバのリップスポイラーが付いた状態。
生活感のないスーパーカーデザインはまだまだ健在だけど、
15年の歳月は感じられるようになってきた。


まずはフロントをバラす。


取り外したリトラクタブルヘッドライトAssy


固定ヘッドライトを取り付ける際問題になるのは
ライトユニットの光軸調整部分とボディ側の干渉。
とりあえず取り付け可能になる程度にサポート部分を曲げてチェック。


切開溶接板金でキレイに修正。


ヘッドライトを取り付けてみるとこんな感じで逃げる


ちなみにこれはLA-NA2の標準状態
さすがにメーカーでは
金型を変更するにはコストがかかるため一部切除&別部品溶接で対処している。
最初から固定ライト設計であればこんな形状にはならないでしょうから
メーカーも苦肉の策なんでしょう。


ヘッドライトを仮組みして
不足しているステーを2カ所製作する。


修復歴のないボディであっても
部品交換した際にチリが合わないのがNSXの恐いところ。
今回もバンパーとフェンダーの段差が生じてしまった。
これを取り付け位置修正で出来る限り治していく。
完璧を求めるならフェンダー側を板金するしかない。


ドアサイドモールはドアへの穴あけが必要。
当初両面テープでの固定を考えていたんだけれど、
クリップを使わないと無理であることが分かった。
従ってドア側にクリップ穴を加工して取り付ける。


サイドステップ&モール取り付け状態


バンパーボンネットなど大物はあらかじめブースの中で塗装してある



リアバンパーは完全ボルトオン取り付け可能
しかし、
これも位置合わせが難しく、新車状態から調整シムが入っているので注意。


完成した後期ルック
やはり、新型らしくあか抜けて見える。