フル新品部品組み立て6速ミッション


NA1の駆動系チューンで
OSファイナル&LSDキットを組み込んだ6速ミッションが非常に有効であることは分かっていますが、
6速ミッションは中古ではまず出てこないレアなモノであるうえ
HONDAでアッセンブリーミッションが出ないために
入手性は困難なミッションです。
だったら、
いっそのことバラバラの部品から組み立ててしまえば良いという発想で
フル新品部品組み立ての6速ミッションを組んでみました。
6MTは6速ギア比が高速巡航用オーバードライブになっているため
どうせ組むなら是非とも標準の4.06ファイナルではなく4.4を組みたいところです。





全ての部品が届くと
こんなに大量の箱が山積みになる。
これを1つ1つ箱から出して検品していく。




まだまだ小物はあるけれど
おおむね部品点数はこんな感じになる。
これを組み立てていく。




まずはLSDとケースのシム調整




メインシャフトのシム調整も行う。





組み立てたメイン&カウンターシャフトをケースに組んでみれば
いつも行っているミッションOHと変わらない作業になってくる。


組み立て完了したフル新品6MT
やはり、完全新品はすごく気分が良い。

この6MTは本来C32Bに組み合わせる前提でギア比設定されていますが、
ファイナルを落とした6MTは
C30Aと抜群の相性を見せます。
C32Bに比較して中間トルクの低いC30においては
シフトチェンジ後の回転落ちが少ない6速との相性は素晴らしく、
お勧め度は非常に高くなります。

ちなみに
5MTを改造して6速化することも出来ますが
クラッチ側ケースとデフを除いて全て交換になるため
5速のミッション内部部品がほとんどゴミになる上
コスト的にもお勧めできないと思われます。
ただし、LSDをノーマルで組むなら6MT改造も安く上がりますが、
機械式LSDと4.4ファイナルの魅力は大きく
どうせ6MTを組むなら是非とも同時に組み込みたいところです。

ノーマルの5MTは転売して
フル新品でこのミッションを組み立てて換装するのが
現在最も効果的なNA1駆動系チューンだと思われます。