Sゼロエアコン取り付け記 |
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2007/6/17
(日) 21:09:44 - TYIZ - p3188-ipbf1608marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp
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5.1; SV1) - No.1182082079
こんにちは、TYIZです。
Sゼロのエアコン取り付け作業が進行中。
この作業は
私が担当しているんだけど
接客と事務仕事の合間を縫って行っているので進行が遅いです。
まずは
バンパー外してフロント周りのエアコン関連部品を取り付ける。
コンデンサーを取り付けて
レシーバー付けて配管を通していく。
すでに部品が色々付いているので配管作業は非常にメンドクサイ。
エアコンレスでもエバポレーターが付いているのは調べてあったので
現状を見てみると、
エバポレーターの配管取り付け部にはゴムのメクラが填っている。
で、このメクラを引っ張って取ってみると
「ボヒュ〜・・」っと空気が入っていくのがわかる。
どうやら内部はかなり気圧が低かったようで、
メーカー出荷時にはエバポを真空状態にでもして
メクラを入れていたみたいです。
コンデンサー側からの配管を取り付けて
フロント周りは何とか完了。
続いて腹下とリア周り。
新品のエアコンガス配管を取り寄せたんだけど
多少の変形はあるようで
なかなか良い位置に納まってくれずにちょっと苦労する。
で、エンジンにコンプレッサーを取り付けるんだけど
エキマニを外さないとコンプレッサーベースが付けられない。
仕方なくエキマニを外すんだけど、
フランジのボルトでステンレスが使われていてまた苦労する。。
排気系のボルトナットに
ステンレスを使っちゃいけないのは常識なんだけど
やっぱり囓っちゃってナットが外れない・・
長めのレンチをかけてボルトをねじ切ってやっと外す。
折れたボルトは当然スチールのボルトに交換する。
エキマニを外しちゃえば
コンプレッサーの取り付けは簡単。
アルミ配管とコンプレッサーからのゴム配管を繋いで一段落。
これで
ガスの通路は出来上がったことになるわけだ。
コンプレッサーを駆動するベルトを取り付けて
ベルトのタルミを取るテンショナーを付ける。
エアコンレス車は
エンジン側のこの辺がどうなっているのかと思ったら
テンショナーベースと同じ厚みのワッシャを使ってボルトだけは付いていた。
それにしても
配管を固定したりするするブラケット類は日頃見ないので
どこに何が付くのかわからない。。
これだけNSX作業を行っていても
初めて見る部品って多いんだなぁ・・とちょっと感動。
残るは制御系&電気配線。
エバポレーターが付いているくらいだから
コンデンサーの電動ファン配線も有るんじゃないかと期待したら、
見事に何もない・・・
当然ガスの圧力センサー配線もない・・
仕方がないのでこれらは引き直しだな。
まあ、電気配線は重量が軽いし気楽な作業なので
週明けにでも時間を作って作業しようと思う。
papa号はあやしい部分が多いので
いろいろ修正&撤去しました。
特に
水冷のオイルクーラーが付いていて
オイルやクーラントの滲みが激しく今にもトラブルが起きそうだし
エアコン取り付けの邪魔になるから外しちゃったけど、
水冷のオイルクーラーってどうなんでしょうね?
エンジンオイルの熱量を冷却水に移してラジエターで放熱するわけですが
NA2は水温も厳しいので
果たしてこれが得策なのか。。
油温と水温では
水温が異常上昇したときの方がエンジンへのダメージは大きいと思うんですよね。
ホントは
ラジエターからの熱風をボンネットから抜く方法もNGだと思うんだけど
これはルックス面もあるでしょうからねぇ。
02Rが採用したのは
空力面でフロアをフラットにしたいからですよね。
ボンネット上部はダウンフォースでプラス圧力だし
ラジエター後のエアの流れを90度上に曲げてしまっては
エアが抜けにくいのは目に見えている。
まあ、それでも走行風圧力の方が大きいから抜けていくんでしょうけど。
さて、そんなわけで
配管経路が完了したので
作業も峠を越えました。
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2007/6/20 (水) 22:23:19 - TYIZ -
p92bed1.tokynt01.ap.so-net.ne.jp [59.146.190.209] -
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No.1182082079.15
O2センサーはフェライト系ですか。 でも、 社外のステンレスエキマニ(おそらくはボスも304)なら分かるんだけど エキマニがNA1のイモマニでも囓りますよね。 あれはなんだろうなぁ 鋳鉄には違いないけど ナマクラなFCなんとかいうポピュラーなヤツじゃないですよね。 まあ、経年老化で齧り付くのかなぁ・・ 逆に NA2エキマニとか社外エキマニでは センサーの齧り付きって少ないと思うんですよ。
カーボン量が多いステンレスを溶接すると組成が変わる 溶接するとマルテンサイトが析出・・ これは聞いたことがあるかも。
304が塑性変形すると磁性化する・・ これは経験ありますね。 304のエキマニで パイプが曲がったところだけ磁石が付くんですよね。 あれは不思議だと思っていたんだけど 塑性加工 つまりは曲げたり伸ばしたりすると磁性化することもあるんだ。。 まさか、 一部分だけ異なる素材が紛れ込んでいる粗悪ステンレスなのか? と思った事もあった。 ターボのエキマニを作っているとき 2ミリから3ミリ肉厚の SUS304曲げパイプ材を買ってきて溶接して組んでいくんだけど 何故か曲がっているところだけ磁石が付くので不思議でした。
でも、我々アフターのクルマ業界では いくら世間には良い材料があったとしても 使用する絶対量がわずかなので どうしても入手性を優先する必要があります。 ステンレスなら 機械加工するなら快削の303でガマンして、必要なら304を使う。 板モノはほとんど304 400番台は時々パイプで使う程度。
そういえば思い出した。 同じクルマ関係だけど 消防車の設計をやっていた頃 化学消防車の界面活性剤タンクなんかは316を使っていましたね。 耐食性のためでしょうけど SUS316で300リットルくらいのタンクを作って さらに内壁は全てFRPでコーティングしていた。
やはり、 ステンレスと言っても用途によってホントに多彩と言うことですね。
OSのLSDキットは3万円ほど値上げします。 来月のイベントまで値上げを待って欲しいと打診しているんですが 無理かも知れません。 HONDA部品と同じで 今月中に発注した分に関しては現行価格での販売だそうです。 すでに数件の駆け込みが入っていますが 6MTに使う分と合わせると10機くらい買うことになるので また在庫が大変なことになりそうです。。。
>myさん
おお、すみません 投稿を見落としていました。
モリブデンですかぁ 確かに 高温でも割とクリーンな環境なら カジリ防止剤も有効かも知れないけど 排気系はあまりにも過酷ですよね。 氷点下から500度以上までを上下するし 結露で水やホコリも入りまくる。
ローラーフィニッシュで加工硬化させて 表面硬度を変えてカジリ防止ですか。 なるほどそれは有効かも知れないけど 原子力ならいざ知らず、安物のネジには使えないワザですよねぇ。。。
ハブのスタッドボルトとは ホイルを付けるハブボルトのことですよね。 私も カジリ防止にWAKOSのスレッドコンパウンドを良く使います。 タイヤ交換頻度が多いなら この手のスプレー式金属粉末潤滑剤が ボルトのネジ山損傷防止に役立つと思いますね。
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2007/6/20 (水) 20:28:56 - イトウ -
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No.1182082079.14
白熱してきて、お腹いっぱいという方もいらっしゃると思いますが もう少し書かせてください。
フェライト系のSUSは430以外にもあります。 一般では入手しにくいかもしれない材料ですが SUS425○(SUS429○○、SUS429○) SUS430J1L、SUS436○○、SUS444○、SUS448○、 SUS439○○などなど(○の中は書いてしまうと問題なので秘です)。
↓は日新製鋼さんのHPです。かなりのフェライト系SUSがありますよね。 http://www.nisshin-steel.co.jp/nisshin-steel/product/catalog/htm/c- 01/c01_06.htm
これだけ種類があるのは、排気系の設計ニーズが多様化しているのも一因です。
同材の齧りというのは、やはり拡散接合という現象ではないかと思います。 よく目にするのはA/Fセンサ(O2センサ)とそのボスの齧りですね。 これは両方ともフェライト系のSUS(430系)を使っているからでしょう。
あとSUSを排気系で使うのに配慮しなければならないのはカーボンの量です。 カーボンの量が多いSUSを溶接すると、マルテンサイトが析出して鋭敏化し 応力腐食割れという現象が起こります。 ですので、やむなくSUS304を使わなければならない場合でも SUS304L(Lowカーボン材)を使うことをお薦めします。 フェライト系でも同じくSUS430ではなくSUS430J1Lで。 余談ですが、304も塑性加工をすると磁性化することがあります。
耐食という観点で言えば、SUS304に匹敵するものとして SUS436○○という材料があります。304より安くかつ加工性も良好です。 ただ高温強度が低いためエキマニには適さないです。マフラーならOKだと思います。
以上、今回も長々とすみませんでした。
>TYIZさん OSのキットが値上げですか・・・。早い内に組んでおいて良かったです。 今回はお願いしたいのは、OSの部品に関係ないものですが 元々需要の少ないものですので、無理なお願いになっちゃうかもしれませんが よろしくお願い致しますm(_
_)m
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2007/6/20 (水) 11:03:01 - TYIZ -
p92bed1.tokynt01.ap.so-net.ne.jp [59.146.190.209] -
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1.0.3705) - No.1182082079.13
>材料屋さん
おお!またその筋の技術屋さんの登場ですね。 けっこういろいろな分野の方がいらっしゃるんですねぇ。
フェライト系は430だけなんですか。 材料に関してもだいぶ叩き込まれたんだけど 私の図面屋時代の記憶もだいぶ薄れちゃったんだなぁ。
まあ、アフターのクルマ業界では ステンレスというと ほとんどが304のことを指しますよね。 溶接性はいいけど粘りがあって機械加工しにくくて 何故なのかと思ったこともあったけど ネジ屋さんで売っているステンレスボルトナットも 目に付くのはみんな304。 だから 齧り付くと始末が悪い・・という印象になるんですよね。
熱処理できるのはマルテンサイトか。 それも遙か昔教えられた気がする。。 400番台というのはみんな熱処理できると思っていたけど それでもごく一部なんですね。。
やはり材料は奥が深い。。 まあ、昔からその世界で生きている人がいるんだから 当然なんでしょうけれどね。
リンクしていただいたHPは ブックマークしておきます。 でも、この業界に入ってから ほんとに使う材料は限られてきました。
ちなみに この様な素材の詳細を説明してくれるHPで アルミに関しての情報ってないでしょうか?
クルマのアフター業界でアルミというと 5052,56 6063 2017 7075 あとは鋳造素材が少々 という感じなんだけど アルミこそ合金の種類が多くて 材料メーカー固有の素材とかあったりしますよね。 NSXのボディも フレームと外板では系番の異なるものを使っていたりするし 知るのはおもしろいですよね。
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2007/6/20 (水) 09:25:52 - 材料屋 -
KD121108054183.ppp-bb.dion.ne.jp [121.108.54.183] -
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No.1182082079.12
はじめまして。いつも楽しく拝見させて頂いています。 黒の平成3年型クーペATに乗っています。 材料屋としてステンレスについて間違いがあるので、 書かせて頂きます。 ステンレスにはオーステナイト系(SUS303,304,310など3**系)、 マルテンサイト系(SUS403.410,420,440)、フェライト系(SUS430) 析出硬化系(SUS630など)があります。熱処理で硬くなるのは マルテンサイトと析出硬化系です。錆に強いのはオーステナイトと 析出硬化系です。フェライトは熱処理をしても硬くなりません。 (安いステンレスシンクなどに304の変りに使われています。柔らかく 絞り等に向いているため。304は加工硬化しますが、フェライト系は しない為。磁石が良くつけばフェライト系です。) ちなみに下記をご参照ください。
http://www.daiwakg.co.jp/TECHSUS.htm
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2007/6/19 (火) 23:11:22 - TYIZ -
p92bed1.tokynt01.ap.so-net.ne.jp [59.146.190.209] -
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No.1182082079.11
余談だけど ステンレスの熱膨張が大きいというのは チューニング屋なら体験で知っていると思うんですが、 エキマニに耐熱布を巻くというのが エキマニにとって辛いことも分かりますよね。
高熱の排気ガスを流すエキマニも 開放状態なら表面から放熱していくんですが、 耐熱布を巻いてしまうと 放熱性が極端に悪くなるので パイプの熱膨張が非常に大きくなり 集合部までの各パイプの長さが大きく変わるため 溶接部にクラックが入りやすくなるようです。
これは 排気圧力と温度がNA比で断然高い ターボのエキマニではさらに顕著で、 集合部までが比較的短くて 配管の熱膨張に対して逃げが少ないターボ用のエキマニでは 耐熱布を巻くことで 非常に割れやすくなることが分かっています。
KSPでNSXにエキマニを組む際には耐熱布は巻いていません。 その代わり 熱害が問題になりそうな エアコンコンプレッサーなどに耐熱布を貼って遮熱しますね。
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2007/6/19 (火) 20:34:56 - TYIZ -
p3188-ipbf1608marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp [124.102.70.188] -
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No.1182082079.10
>イトウさん
おお、詳細説明ありがとう。
確かに フェライト系のステンレス SUS420とか440は 熱処理できるし ヘッドとエキマニのスタッドボルトなどに使われていたりする 磁石が付くステンレスですよね。 これは確かに囓りにくかったですね。
機械屋の頃 錆を嫌う場所で硬度が必要なシャフトなど SUS420とかを熱処理して使っていました。
304のボルトナットが囓るときですが、 線膨張だけじゃないと思うんですよ。 線膨張なら 過熱した状態の時に最悪の条件で 常温でなら普通に外せると思うんですが、 304のボルトナットが囓るのは レンチでナットをゆるめて、 半回転くらい普通に回った直後にいきなりロックして 一度齧り付いたらもうどうしようもない状態になります。
やはり、同じ材質というのは囓りやすいんでしょうね。
純正ステンレスエキマニは多くの場合フェライト系ですよね。 ステンレスだけど磁石が付くタイプ。
ターボのエキマニでも この点を考慮しているエキマニはフェライト系でした。
以前 車検対応マフラーを作っていた頃経験したんですが、 熱害検査のために 対象マフラーを組んだ車輌で試験場へ行きましたが、 シルビアあたりの直列4気筒エンジンで 75ミリほどの口径のパイプを使った 全長で2メートルくらいのマフラーの場合 検査施設のダイナモ上で触媒を反応させて850度くらいまで上がったとき テールエンドで2センチくらい後方に伸びました。 全長約2メートルのマフラーが 加熱によって2センチも伸びることが最初は信じられなくて パイプが熱膨張してテールがバンパーに干渉したり 当たるはずがないと思っていた牽引フックと干渉したりで SUS304の扱いにくさを体験しました。
その後 KSP製のステンレスマフラーは パイプにフェライト系の400番台を使いました。 加熱テストはしなかったけど こちらの方が伸びにくいデータがあったんですよね。 でも、見た目の輝きとかは304の方が良かった気もします。
今年もイベントやります。 でも、先日の値上げ前の駆け込み需要でかなりの依頼があったので 今年は作業依頼は少ないんじゃないかな・・・ と思っています。
それから 残念なお知らせ。
OSのNSX用ファイナル&LSDキットが来月から値上げします。 値上げ幅は3万円とけっこう大きくて イベント前に上がってしまうため イベント特価が出しにくい状況です。 OS技研と交渉しようと思っているんですが 先日受注した6MTの分も必要だから 今月は10個くらいオーダーしないといけない。。
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返信-9 |
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2007/6/19 (火) 19:58:45 - my -
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No.1182082079.9
TYIZさん、こんばんは。ご無沙汰しています。
車の方は快調ですが、今度、ブレーキパッドの交換をお願いに伺います。 その際には宜しくお願い致します。
さて、SUSのボルトの件ですが、昔、勤め人をやっていた頃に 原子力関係の設計をしていました。その際にはマルテンサイト系ステンレス (番号で言うとSUS410とか403とか)が使えないので、オーステナイト系 のステン(SUS304とか316とか)を使用していました。本体もボルトもナット もすべて同質のステンを使い、温度も高圧蒸気が通るので数百度にも達する 所でした。その場合にはステンレスボルト、ナット、座面に二硫化モリブデン系の かじり防止剤を塗布または焼き付けをしていました。シャフトなどでかじり防止剤 を塗布できない所は、シャフトにローラーフィニュッシュと言う加工を施していました。 オーステナイト系のステンは冷間で強い圧力とかで加工硬化を生じるので、 それを利用して硬度差を作ってかじりを防止していました。 ちなみに私はハブのスタッドボルトにはかじり防止剤を塗布しています。トルク管理も 正確に出来ます。
長くなりましたがステンのボルトに反応したmyでした。
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返信-8 |
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2007/6/18 (月) 22:34:13 - GON -
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No.1182082079.8
みなさん こんばんは
こちらの部屋は実に楽しいです。 TYIZさんの日々何気ない疑問・問いかけから、イトウさ んのような専門家から的確なお話が返ってくるのですからね。 また、ネジ一つとってもメーカーの方々のご苦労を思い知らされました。 車造りとは、なんと 奥深いんでしょう。 NSXという皆様との共通言語で実に多くの知恵をいただき嬉しい限りです。 これからも楽し みにしております。
さて、私の愛機も香取工場長の的確な判断・メンテナンス計画いただき、今から復活の日が楽し みです。 どうぞよろしくお願い致します。
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返信-7 |
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2007/6/18 (月) 21:25:49 - イトウ -
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No.1182082079.7
TYIZさん、お久しぶりです。名古屋ナンバーのイトウです。
排気系にSUSボルトを使ってはならない件ですが 純正の設計をしている知見で申し上げますと UAさんのおっしゃるように線膨張係数が大きいということが挙げられます。 ただ、これはSUS304に代表される 3番台のオーステナイト系SUSに言えることです。
SUSには色々種類がありまして SUS4○○という4番台で始まるフェライト系SUSというのがあります。 このSUSはスチールと同等の線膨張係数でして 排気系に使っても問題が起きることは少ないと思います。
我々が排気系に使用するボルト、ナットの組み合わせは SCM系の高強度ボルト、ナットの場合もありますが ヘッド×エキマニ部はSCM(ボルト)×フェライト系SUS(ナット) あるいはオーステナイト系SUS(ボルト)×フェライト系SUS(ナット) エキマニ×Frパイプ部はオーステナイト系SUS×フェライト系SUS あるいはオーステナイト系SUS×SCMですね。
ただ、これで問題が起きないかというとそうでもなくて TYIZさんのおっしゃるように齧りが起きることがありますね(笑) これはボルト、ナットに熱が加わることによって 分子間の移動が発生し「拡散接合」という現象が起きるからのようです。 拡散接合は同材質、または近い材質を組み合わせた場合に起こりやすいので なるべく異材質、例えばオーステナイトとフェライトを組み合わせるようにしていま す。
ちなみにエキマニ本体に使用する材質は オーステナイト系SUSではなくフェライト系です(単管の場合)。 オーステナイトは線膨張係数が大きいため、熱疲労で亀裂してしまうからです。 カーメーカーのシビアな耐久をクリアするにはフェライトでなくてはダメなんです。 ただ欧州車はオーステナイトを使っている例が多いですね。 恐らく耐久試験の条件が全然違うからだと思っています。
以上、長々と失礼致しました。
追伸 TYIZさん。。もうすぐキャンペーンの時期ですよね。 たくらんでいることがありますんで、またメール致します。
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返信-6 |
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2007/6/18 (月) 11:29:38 - papa -
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No.1182082079.6
オーディは冗談ですよ(笑)
僕の車を2年経ったら欲しいと言う方が居るんですが 演歌を聞きながらサーキット走行するのが趣味では無いかと ふと思ったものですから...(爆笑) 因みに私はF1のテーマ曲が良いと思ってます
チタンですが熱が加わってもカジリが無いので試しに使われては如何でしょう? ただ締め付け強度が小さいように思えますが..
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返信-5 |
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2007/6/18 (月) 10:35:12 - TYIZ -
p3188-ipbf1608marunouchi.tokyo.ocn.ne.jp [124.102.70.188] -
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No.1182082079.5
>papaさん
オーディオですか? ご希望なら付けますが まさかスピーカーは付いていないでしょうねぇ。。
私も 何故排気系にステンレスボルトを使っちゃいけないのか 詳細な技術的理由は知らないんだけど、 あるていどクルマや機械を知っている人なら 経験で使っちゃいけないのは分かっているはずなんです。
以前 20年くらい前かな。。 RX−7に乗っていた私は 某ショップブランドのマフラーを買いました。 そのマフラーは 品質の良さもうたっていたんですが 使っているボルトも高品質!と言うキャッチコピーで M12のステンレス製六角穴付きボルトでした。材質はSUS304。 当然組み合わせてあるナットもSUS304。
組み立て段階では何の問題もなく組めるんだけど、 しばらく走り込んだ後 ボルトを外そうと思ってレンチをかけたら カジっちゃっていてどうにもナットが外れない。。
当時勤めていた機械設計事務所の社長にそんな話をしたら 「熱と振動が常時かかるような場所に 同じステンレスのボルトナットを使えばカジっちゃうのは当たり前だろう」 と言われました。 なるほどそういうモノなのか・・・と思ったけど そのマフラーを外すのは大変だった。 普通マフラーのフランジボルトは10ミリだけど そのマフラーは12ミリだったから レンチをかけてヘシ折るのも大変。。
後に そのショップへ行ったとき そのお店のメカニック氏がお客さんのセブンからマフラーを外そうとして 一生懸命ボルトをヘシ折っているのを見て ああ、やっぱり店の人も知らずにステンレスボルトを採用したんだなぁ・・ と思いました。
同じ材質というのはカジりやすいんだそうです。 あのツルツルに見える電球とかガラス瓶も 同じガラス同士でこすりつけると ガリガリガジりますよね。
たとえば ヘッドにエキマニを取り付けるボルトナットというのは 詳細な材質は知りませんが、 ナット1つ見ても 熱処理した見るからに品質の良さそうなモノを使いますよね。 これは必ず純正を使います。 私はセブンの頃 ナマクラなナットを使ってひどい目に遭いました。
これが フロントパイプ以降のフランジ2面間をボルトナットで締めるなら ごく普通のフランジボルト&ナットを使います。 安価だし 長期間風雨にさらされて錆びてしまうから良い物はいらないし、 もしカジっても破壊するのが楽です。 消耗品扱いですね。
ちなみに マフラーを組み立てる際にボルトの向きですが 可能なら、ナットが後方に向くように組むと 走行風や土などがネジ山に入りにくいためか 長期的に見てボルト破損のトラブルが出にくいみたいです。 これも経験なんですけどね。
チタンボルトは・・ 使ったことがないのでまるで分かりません。。 でも何となくステンレスよりもカジりそうな気がするのは気のせいかな。。
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返信-4 |
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2007/6/18 (月) 08:51:54 - papa -
mq125.opt2.point.ne.jp [222.225.155.125] - Mozilla/4.0
(compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) -
No.1182082079.4
冗談ですが..オーディもつけちゃおうかな?って考えてます(笑)
それにしてもSUSのボルトを使ってあったなんて..チタンは如何なんでしょうか?
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返信-3 |
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2007/6/18 (月) 01:49:51 - 大山 -
proxy314.docomo.ne.jp [210.136.161.206] - DoCoMo/2.0
SH903iTV(c100;TB;W24H16) - No.1182082079.3
UAさん、ありがとうございます。
今度、排気系部分のねじをさわっる機会があったらステンレスボルトナットにしようと考えていました。
金属連結の組み合わせって奥が深いですね
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返信-2 |
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2007/6/18 (月) 00:41:06 - UA -
p2133-ipbf301fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp [60.44.167.133] -
Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98) -
No.1182082079.2
常識外ですw 錆びる錆びないと言う問題ではなく膨張率が大きいと言うのが問題なんです。
大山さんも、もし熱が加わるところに使ったのであれば交換をお勧めします。 本当に緩まなくなります。
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2007/6/17 (日) 23:02:27 - 大山 -
proxy375.docomo.ne.jp [210.136.161.225] - DoCoMo/2.0
SH903iTV(c100;TB;W24H16) - No.1182082079.1
えっ!…と興味津々に思った事があります
排気系部分にステンレス製ボルト・ナットを使うのは常識外なんですか?目からウロコが落ちました。
私は素人考えでしたが、熱と水の影響を受け錆やすい排気系にこそ錆びにくいステンレスボルト・ナットを使うべきだと思っていました。不思議だな〜と思いました
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